「祇園祭」の後祭の最終日である宵山。ミモロは、朝から浴衣を着て新町通にある「大船鉾」の町所に向かいました。


参拝者を迎える前に、「大船鉾に上がっておこう~」と、ボランティアの特権で誰もいない鉾へ。
まずは、町所の2階の座敷に。ここには、昨年鉾の先頭を飾った江戸時代に作られた「大金幣」が。

「大船鉾」では、龍頭と大金幣が年交代で登場します。今年は、平成28年に「瀧尾神社」の御寄進により復元された龍頭の番です。
「鉾にも乗ろう~」と、2階から鉾へ移ります。



船の形をしている鉾。「なんか本物の船に乗っているみたい~」
「この布は、鉾の上で祇園ばやしを演奏する囃子方が捕まるところだよね」とミモロもつかまってみました。

「わ~高い~」下を見るとその高さがわかります。2階以上の高さです。


2階には、鉾を飾る懸装品が展示されています。
宝暦年間(1751~1764)に西陣で作られた前掛や文政年間(1818~1831)の天水引などを近くで見ることができます。


神功皇后をご祭神にする「大船鉾」は、嘉吉元年(1441)に建立されたとも。応仁の乱、天明の大火で焼失したものの再建されてきました、そして禁門の変で焼失した後は、平成26年に再建されるまで、鉾は巡行に加わることができませんでした。鉾を有する四条町の人たちをはじめ、多くの人の尽力で再建にこぎつけた鉾なのです。
「ミモロちゃん、打ち合わせの時間ですよ~」「は~い」とミモロは、「NPO法人 京都の観光文化を考える会 都草」の会員のみなさんとボランティアをしているのです。



ミモロの最初の仕事は、「厄除け粽」の授与。粽を紙袋に詰めて並べます。


さらにオリジナル手ぬぐいや扇子などもテーブルに・・・。


「お客様来ないかな~」と準備万端で待機します。

「あ、ミモロちゃん…ここでお手伝いしてたの~。会えるの楽しみにしてました」と、いつもブログを読んでくださる方々が次々に…。



「わ~暑い中、来てくれてありがとう~」とミモロはうれしくてたまらないよう。
ミモロのいるテントは、時間と共に気温が上がります。「暑い~」。この日も猛暑が容赦なく京都を襲います。
「お水飲んで~。ヒエピタつける?」と、熱中症対策は怠れません。
やがて交代でお昼をいただくことに・・・。「冷たいお茶が美味しい~。わ~今日はちらし寿司だ~」


30分ほど休憩したミモロは、再びテントへ。「粽どうですか~」と通る人に呼びかけます。でも、昼間は、猛烈な暑さ、昨年より人出が少ないよう。それでも呼びかけるミモロでした。


「ミモロちゃん次は、町所の中に入ってください~」持ち場のチェンジの時間です。今度は、町所で参拝者の案内や鉾に上がる人の誘導係です。


「あ、大河君~」囃子方に5年前から参加している男の子。「わ~大きくなったね~」もう中学生。

「暑い~」室内ながら空気が動かないので、暑さはさらに厳しいものが…。
「ここ涼しい~」と冷風が出る場所で・・・

午後16時、ミモロのご奉仕の終了の時間です。「今年もお世話になりました~。またね~」と挨拶して、ミモロは後祭の山鉾が並ぶ町へと向かいました。

24日は、午前中に「山鉾巡行」が、そして夕方から神輿が八坂神社に戻る「還幸祭」が行われます。
「もうすぐお祭り終わっちゃう~」とちょっと寂しいミモロでした。
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