ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

祇園祭の後祭。「大船鉾」でご奉仕。粽や扇子などの授与などを担当するミモロ

2018-07-24 | 体験

「祇園祭」の後祭の最終日である宵山。ミモロは、朝から浴衣を着て新町通にある「大船鉾」の町所に向かいました。
 
参拝者を迎える前に、「大船鉾に上がっておこう~」と、ボランティアの特権で誰もいない鉾へ。
まずは、町所の2階の座敷に。ここには、昨年鉾の先頭を飾った江戸時代に作られた「大金幣」が。


「大船鉾」では、龍頭と大金幣が年交代で登場します。今年は、平成28年に「瀧尾神社」の御寄進により復元された龍頭の番です。

「鉾にも乗ろう~」と、2階から鉾へ移ります。
  
船の形をしている鉾。「なんか本物の船に乗っているみたい~」

「この布は、鉾の上で祇園ばやしを演奏する囃子方が捕まるところだよね」とミモロもつかまってみました。
「いいなぁ~動く鉾に乗れるなんて~」と羨ましくてたまらないミモロ。でも女の子は囃子方になれません。もちろんどこの鉾や山にも女性は乗ることが歴史的に許されていないのです。

「わ~高い~」下を見るとその高さがわかります。2階以上の高さです。
 

2階には、鉾を飾る懸装品が展示されています。
宝暦年間(1751~1764)に西陣で作られた前掛や文政年間(1818~1831)の天水引などを近くで見ることができます。
 
神功皇后をご祭神にする「大船鉾」は、嘉吉元年(1441)に建立されたとも。応仁の乱、天明の大火で焼失したものの再建されてきました、そして禁門の変で焼失した後は、平成26年に再建されるまで、鉾は巡行に加わることができませんでした。鉾を有する四条町の人たちをはじめ、多くの人の尽力で再建にこぎつけた鉾なのです。

「ミモロちゃん、打ち合わせの時間ですよ~」「は~い」とミモロは、「NPO法人 京都の観光文化を考える会 都草」の会員のみなさんとボランティアをしているのです。
  
ミモロの最初の仕事は、「厄除け粽」の授与。粽を紙袋に詰めて並べます。
「これで準備完了!」
さらにオリジナル手ぬぐいや扇子などもテーブルに・・・。
 
「お客様来ないかな~」と準備万端で待機します。


「あ、ミモロちゃん…ここでお手伝いしてたの~。会えるの楽しみにしてました」と、いつもブログを読んでくださる方々が次々に…。
  
「わ~暑い中、来てくれてありがとう~」とミモロはうれしくてたまらないよう。

ミモロのいるテントは、時間と共に気温が上がります。「暑い~」。この日も猛暑が容赦なく京都を襲います。

「お水飲んで~。ヒエピタつける?」と、熱中症対策は怠れません。

やがて交代でお昼をいただくことに・・・。「冷たいお茶が美味しい~。わ~今日はちらし寿司だ~」
 

30分ほど休憩したミモロは、再びテントへ。「粽どうですか~」と通る人に呼びかけます。でも、昼間は、猛烈な暑さ、昨年より人出が少ないよう。それでも呼びかけるミモロでした。
「粽どうですか~」

「ミモロちゃん次は、町所の中に入ってください~」持ち場のチェンジの時間です。今度は、町所で参拝者の案内や鉾に上がる人の誘導係です。
 
「あ、大河君~」囃子方に5年前から参加している男の子。「わ~大きくなったね~」もう中学生。
「ミモロちゃんは変わらないですね~」「うん・・・」

「暑い~」室内ながら空気が動かないので、暑さはさらに厳しいものが…。
「ここ涼しい~」と冷風が出る場所で・・・ 「う~風の勢いが強すぎて、息ができない~」

午後16時、ミモロのご奉仕の終了の時間です。「今年もお世話になりました~。またね~」と挨拶して、ミモロは後祭の山鉾が並ぶ町へと向かいました。


24日は、午前中に「山鉾巡行」が、そして夕方から神輿が八坂神社に戻る「還幸祭」が行われます。
「もうすぐお祭り終わっちゃう~」とちょっと寂しいミモロでした。 


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