6月30日は、京都各所の神社で夏越しの祓い「大祓」という穢れを祓い、夏の暑さをしのぐための無病息災を祈願する神事が行われます。先日、「大祓」に使う「茅の輪」づくりをお手伝いしたミモロは、この日の16時に「粟田神社」に向かいました。
「なんか雨が降りそう・・・。急がなくちゃ～」と、どんよりとした灰色の曇がかかる空を見上げて、ミモロとお友達は、足早に三条通を蹴上方向に進みます。「早く～雨がポツポツ降ってきたよう～」。不安定な天候が予想されているこの日、いつ大雨になっても不思議ではありません。
「間に合った～よかった～」とミモロ。本殿の前に用意したテントの中へ。
16時に「大祓」の神事が始まりました。佐々貴宮司さんが奏上する祝詞が響きます。
ミモロも神妙な面持ちで
でも祝詞の声を遮るように、激しい雨が降りだしました。
テントの中のミモロにも、雨のしぶきがかかります。「なんか嵐みたい～雷もなってる～」と、おへそを抑えるミモロです。[そうね。おへそ大切ね～」と偶然お隣に座られたのは、いつもミモロのブログを見てくださっている方。この日もここにお詣りするのをミモロのブログで決めたのだそう。「ミモロちゃんに会えるなんて、うれしい」と。これも素敵なご縁です。
雨の中、粛々と進む神事。参列者には、「大祓の切麻」と書かれた小さな包みが渡されました。
中には、小さく刻まれた紙が入っています。「では、みなさん、切麻でお清めをします。まず、左の肩に3分の1ほどを撒いてお祓いをしてください」と宮司様
ミモロも言われた通りに・・・
次に、右肩、そして最後に全体に、小さな紙を振りかけます。
「こんなになっちゃった～」
全身に紙を浴びたようなミモロ。お祓いも十分されたよう。本殿では、宮司様が麻の紐をほどき、また白い綿布を音を出しながら裂き、穢れを祓います。
それらを木箱に納め、いよいよ「茅の輪」をくぐります。
「あ、雨やんでる～。さすが神さま・・・」と思うミモロです。
宮司様の先導で、参列者全員が一列になって、「茅の輪」をくぐるのです。まずは、本殿に向かって、「思う事 皆つきねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓へつるかな」という和歌を唱します。
ミモロも参列者の列の中に…
皆に続いて、「茅の輪」くぐりを…。本殿方向から、拝殿のまわりを回るように列は進みます。
そして今度は、「みなつきの 夏越しの祓いする人は 千歳のいのち 延ぶというなり」という和歌を唱してから、「茅の輪」をくぐります。
「ヨイショ」
また、境内を回ってから、3回目の「茅の輪」くぐりを…
「宮川の きよき流れに みそぎせば 祈れることの 叶はぬはなし」という和歌を…。
「ふ～もう1回・・・ヨイショ」
ミモロたちが「茅の輪」くぐりをしているときは、雨がやんでいましたが、「なんかまた降りそう・・・」
「茅の輪」くぐりを済ませた参列者は、再び、本殿の前へ。
ミモロもテントに
皆で、再び本殿に参拝します。そのとき、再び雨が激しく降ってきました。
テントの布に雨水が溜まります。「冷たい～」と時折滴がこぼれます。「大祓」の神事が、雨の合間を縫うように行われた後、最後に、宮司様から参列者に直会の品々が渡されました。
「はい、どうぞ～」
「ありがとうございます」ミモロにも・・・。「あ、水無月だ～。小さな茅の輪もあるよ～」
参列者全員に配れらたお品です。「わ～うれしい～」と、初めて「大祓」に参加したお友達も感激しています。
「また雨やんだ～」
神事が終わり、参列者が帰るころには、再び太陽が姿を見せました。「なんか不思議な日だね～。でも、神事の間、ミモロ、雨に濡れなかったよ～。きっと神様がみんなを守ってくださったんだ」と思うミモロです。
境内に咲く紫陽花も、雨に濡れて、いっそうみずみずしい感じに・・・。
ミモロ、もう「茅の輪」くぐらないよ～。おしまいよ～
気づくと、またミモロが「茅の輪」に・・・。宝塚から来たお友達は、「すごくたくさんの参列者がいて、みんなに愛されている神社なのね～」と。「そう、氏子のみんな、とても神社大切にしてるの～」とミモロ。
参拝した二人は、白川沿いを歩き、「八坂神社」に向かいます。
「明日から「祇園祭：が始まるの～」まだ静かな境内。いよいよ「祇園祭」が始まる日を迎えます。
ブログを見たら、金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキングミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro@piano.ocn.ne.jpまで
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
