*お知らせ:保津川が大量豪富で増水し、危険な状態が続いています。ミモロの記事は、先週6月26日に行ったときのもの。現在、保津川遊船企業組合のみなさんは、危険水域に達した川への対処をなさっています。多くの被害がでないことをお祈りしています。なお、「保津川下り」および「保津川ラフティング」は、川が落ち着き、安全が確認されるまで運休するそうです。
「保津川ラフティング体験」に参加したミモロ。亀岡からトロッコ保津峡駅までの10キロの川下りを満喫。
約1時間半の工程をへて、ゴールしたミモロたちは、そこからJR亀岡駅のそばのスタート地点へと、川に沿う山道を逆戻り。
川沿いの狭い山道は、地元の人以外通行できない道です。
「すごく揺れますから、しっかりつかまっていてくださいね~」と。舗装されていない凸凹道を、左右にユラユラ揺れながらワゴン車が進んでゆきます。
眼下に流れる保津川・・・「あそこ、さっきボートで来たんだよね~」
「あそこがJR保津峡駅です」緑の山々の間に浮かぶようにある駅です。
京都市の西京区と亀岡市にまたがるJR西日本山陰本線の「保津峡駅」は、昭和4年に国鉄が開設した信号場をルーツにし、かつては「トロッコ保津峡駅」の場所にありました。平成元年に新線の複線切り替えで、現在の場所に移った高架駅です。無人駅で、ゆずの産地水尾や愛宕山などへの住民やハイカーなどが利用しています。
橋の下に流れる保津川・・・その景色は、ホームから堪能できます。まさに絶景です。
「あ、いい景色~ちょっと降りてもいいですか?」と、景色の素晴らしい場所では、車から降りて眺めます。
「あっち側がトロッコ列車の線路だ~」
また車は、対向車が来たら、大変と思われる狭い道をガタガタしながら進みます。
「きゃ~」ラフティングを思いださせる揺れ具合。「こっちもスリルあるね~」とミモロもときどき転がりそうになりながら、お友達にしがみついています。
さて、車が凸凹道を無事通過し、到着したのは、「請田神社(うけたじんじゃ)」です。
「ここ来たかったの~」とミモロ。「保津川下り」でも見上げた神社で、「どうやっていくんだろ?」と思っていたのです。
川に面した神社で、対岸には「桑田神社」が鎮座しています。
そもそも亀岡駅がある亀岡盆地は、古代は湖だったとか。
大国主命水が、保津峡を開削し、湖の水を流し、耕地となる盆地を開墾したという伝説が残ります。
江戸時代には、角倉了以がさらに開削、整備を行い、京都への重要な水運を発展させます。
亀岡盆地から流れ出る川が通るのは、現在も保津峡だけです。上流に日吉ダムができるまでは、大雨などが続くと、亀岡の市街地は、たびたび洪水などで水没する被害が生じたそう。そのため駅前の土地は、住宅を建てられない規制が敷かれていましたが、現在、その広大な土地には、W杯などが開催できる大型のスタジアムの建設が進んでいます。
「え~ここ湖だったんだ~」さぞや大きな湖だったことでしょう。
「請田神社」のご祭神は、オオヤマクイノカミとイチキシマヒメノミコトで、創建は和同年間(709年ごろ)と伝えられます。
「ここ縁結びのご利益あるんですよ~」と、車を運転してくださった「保津川遊船企業組合」の豊田理事長。保津川および亀岡の歴史にも詳しく、お話を伺うのが楽しいミモロなのでした。
大きな杉の木が聳える境内。その太さからも歴史を感じる神社です。
ふたたび車に乗って、亀岡の駅を目指します。
「あ、ここ渡るんですか?」と車の前方には、欄干のない橋が・・・。小型車の車幅ぎりぎりという感じの幅しかない橋が。
「わ~ここもドキドキしちゃう~」とミモロ。自転車でもコワイ感じ。さすが馴れた豊田理事長。ためらうことなく直進します。
車窓からは川だけが見えます。
「スリルある~」
「たまに落ちる車もありますけど…」と。初めて通るには、度胸と技術がいる橋です。
参加者のトシ君とお友達とは、スタートした組合事務所でお別れ、それからミモロたちは、JR亀岡駅まで送っていただきました。
「ミモロちゃん、どうだった~」と豊田理事長。
「想像以上に盛りだくさんの内容で、すごく楽しかったです。ハラハラドキドキしちゃったけど…素晴らしい体験になりました。ありがとうございました」とミモロ。
「ホント1日でいろんな体験しちゃった~。なんて楽しかったんだろう…」と思うミモロ。
その日以来、会う人に「保津川ラフティング体験したんだ~。すごく楽しかったよ~」と話すミモロです。
5月から10月ごろまで楽しめる「保津川ラフティング」。雨天決行ですが、川の水位が危険水域まで達すると運航中止になります。梅雨や台風シーズンは、前日の雨量が問題で、晴れていても乗れない場合があります。
京都の観光だけでなく、アクティブに楽しむ休日。ぜひおすすめ・・・。
もちろん「保津川下り」も・・・。両方体験したミモロ。「保津川下りで、船頭さんにいろいろお話聞いて、また1度景色見てるから、ラフティングで景色いっそう楽しめちゃったと思う」との感想を…。
ともかく自然豊かな保津川へ。京都駅からJRで30分の距離にある大自然に触れてみてはいかがでしょ?
*詳しくは「保津川遊船企業組合」のホームページで
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