時代劇が大好きなミモロが、ワクワクしながら過ごしているのは、「東映太秦映画村」。
人気の「水戸黄門」「暴れん坊将軍」なども撮影されたところです。
さて、江戸時代にタイムスリップしたような町の中を歩いていたミモロは、映画村の中央部に位置する芝居小屋の「中村座」での「忍者ショー」を見ることに。

「忍者がいっぱい出てくるんだって…ドキドキしちゃう」といいながら、会場の中へ。
「わー始まるー」

すでに会場には、開演を待ちわびる人たちがいっぱい。
「なんか強そうな人がいる…いい人なのかな?それとも…」

ストーリーの舞台は、戦国時代。徳川方と豊臣方の忍者の戦いのよう。


舞台では、次々に忍者が登場し、派手なアクションで、観客を魅了します。
「わーすごいー。あんなにジャンプしたり…」忍者の動きにミモロは、目をパチクリ。
ショーの忍者が客席にも降りて、ここで、ちょっとお客様サービス。

ミモロは、「ハーイ」と手を上げます。
「ううーなんじゃ…ちっちゃいヤツがおる…こんなちっちゃいヤツと写真を撮るのは初めてじゃー」と言いながら、ミモロを抱えてハイ、ポーズ。

見物人から笑いと拍手が…。ちょっと恥ずかしそうなミモロです。
あっという間に楽しいショーは幕に。「もっと見てたかったのにー」と。

「でも、面白かったー」と

あら?「中村座」の入口に先ほどの忍者のボスの姿。
ミモロは、再度、撮影をお願いして、今度は、ふたりでポーズを決めて…ハイ、一枚!

なかなかいい感じ…。「やったー」と満足そうに再び、江戸の町へと歩みを進めるミモロです。

しばらく歩くと、「あれ、お侍がいる…何してるんだろ?」と、そばへ。

ここでは、「ちゃんばら辻指南」という、見物人にタテを見せたり、タテのやり方を教えてくれるステージが。
「そちにも、一手ご教授いたそうかー」

「う、強そうなお侍…」でも…心を決めて「しからば、一手お願いつかまつる…」とミモロは、凛々しい女剣士と剣を交えることに。

「ヤー!」と打ち込むミモロ。「うーまだまだー」とにらみ合うふたり。
ミモロは、売店で買った小さなペーパーナイフで懸命にたちあいます。
「ハイ!勝負それまで…」 引き分けということで、めでたしめでたし。
「あー面白かったーちゃんばらするの初めて…時代劇よく見てといてよかったー。こんなところで役に立つとは思わなかったー。次ぎは、眠狂四郎の円月殺法やってみよう…」と、さすが時代劇好きのミモロ、なかなか詳しい…。
そこから、またしばらく歩くと

「ヤヤー、これは…」と見ると、高札に手配書が。

「この江戸の町に悪事をはびこらせてはおかぬ。ミモロにおまかせをー」と、なにやら言葉づかいも、すっかり時代劇調に。
「どこぞに、悪いヤツはおらぬかー」と、江戸の町を見渡すミモロ。

「うーもしや…」と、町を通りかかったお侍…。
「コヤツに違いない…エイ!覚悟ー」と切りつけるミモロ。

「うーまいったー」とお侍…。
「これにて、いっけん落着ー。本日のお白洲ここまでー」と、今度は遠山キンシロウか、大岡越前?
どこまで時代劇やるの?お侍もさすが役者さん、ミモロの遊びに見事にお付き合いくださいました。
「江戸の平和は、ミモロが守るー!」

すっかり時代劇のヒーロー気分のミモロです。
「また、『中村座』で何かやってるんだってー」と、急いで、中に入ると、

そこでは、大道芸の「がまの油売り」が。

「一枚が、2枚。2枚が、4枚・・・」というお決まりの口上が、館内に響きます。
見終わると、ミモロもマネを。

存分に、映画村を楽しんでいるミモロです。
さて、ミモロのように時代劇の扮装で、映画村を歩くと、楽しさもいっそう。
そこでおすすめなのが、映画村の中にある「時代劇扮装の館」です。

ここでは、メイクから着付けまで、東映の専門家が扮装のお手伝いをしてくれます。だから、本物の役者さんみたいになれるんです。そこには、いろいろなカツラがずらり。

「なにかご希望はありますか?」と係の方。

「えーっと、今度は、お姫様になってみたいなぁー」

費用は、結髪ありの本格的な扮装で8500円~。
楽しむなら徹底的に!絶対、何倍も楽しくなると思います。きっとここなら、知ってる人に会うこともないし、一度扮装したい人にはおすすめ!
