2月3日の節分に、今年、ミモロは、北野天満宮にほど近い場所にある真言宗の「千本釈迦堂(大報恩寺)」へ行くことに。
ここは、以前も訪れた場所で、その時もおかめのお人形などをたくさん拝見したり、鎌倉時代の素晴らしい仏像を、ゆっくりと拝ませていただいたお寺です。
おかめ信仰発祥のお寺と言われ、境内には、大きなおかめの像が。(詳しくは、ミモロ千本釈迦堂で検索を)
ミモロもこの日は、鬼のお面ではなく、おかめのお面をつけて出掛けました。
「あ、いっしょだー」と、境内に入るとすぐに、ミモロを同じようにおかめの面を付けた方が。
「山伏さんが、おかめのお面つけてるー」
境内には、至る所におかめが。お面をはじめ、だるま、お守りもおかめ。
境内のテントには、おかめの品々が並んだ場所が。それはくじ引きの賞品です。
「ほしいなぁー」と眺めるミモロ。ミモロは、くじ引きがやりたいよう…。
2000円以上いろいろ買うと、くじ引き券がもらえるそう。でもちょっと高いので、がまんしましょうね。
「うん…クジ運ないしねー」と、渋々くじ引きのマネだけでがまんしたミモロです。
そんなミモロを見て、「甘酒の接待やってますよ。美味しい甘酒いかがですか?」と。
「わー、いい香り…美味しい…」甘酒で機嫌が直ったよう。
本堂の前には、すでに人が集まっています。知り合いのカメラマンさんを最前列に見つけたミモロ。小さいので、前に入れてもらいました。「ここなら、よーく見られるし、福豆ももらえるね、絶対」と、今から豆まきを楽しみに。
すでにミモロの後ろには、大勢の人が。
最前列は、りっぱな一眼レフカメラをもった人たちがズラリ。
「早く始まらないかなぁ…」とミモロは、少々待ちくたびれた様子。
節分法要の前には、近くの上七軒の舞妓さんが、雅な舞を披露。
そして、山伏さんや鬼たちが、おかめの像に参拝します。
ミモロの場所からは、頭だけしか見えません。
本堂で、古式にのとった節分厄除祈願法要が行われ、太鼓の音が、境内に響きました。
その後、いよいよ狂言が始まりました。
悪さをする鬼たち。太郎冠者が鎮めようとしても、荒れるばかり。
そこにおかめが登場。
すると鬼は鎮まって、いい鬼に。
めでたし、めでたし…。というお話でした。
「わー、もうすぐ豆まきが始まるみたい…」最前列に陣取るミモロは、もうワクワク。
手に桝をもった人たちが、勢ぞろい。
いよいよ豆まきの始まりです。
最前列のミモロは、絶対、豆をキャッチできると自信満々。ところが、今回は、近すぎて、豆は、みんなミモロの頭の上を飛んで行きます。
「わー、ここにもいるよー!お豆、ここに投げてー」と、両手を広げて、必死にアピール。
小さなミモロにやっと気づいてくれて、すぐ前に豆をまいてくれました。
「やっと拾えたー」と、目の前の豆を集めます。最後に投げてくれた手ぬぐいもゲット。
家に戻り、広げてみると、かわいいおかめのイラスト手ぬぐいでした。
「よかったー。お豆も手ぬぐいも拾えて…」福を拾えたミモロは大満足。福豆をポリポリとかじりながら、幸せを噛みしめるミモロでした。
*大勢の人が参拝した千本釈迦堂の「おかめ福節分」。最前列は、豆まきが始まると、後ろから押されて、身動きができず、もう大変…。福を得るのは、なかなか大変ということでしょうか。
*「千本釈迦堂」京都市上京区五辻通六軒町西入ル溝前町1034 電話075-461-5973
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