へんな洋食屋カフェ

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三崎の港街は、昨日の台風のせいでゴミだらけであった。市役所や消防局の車があちこちを巡回していたなっー！慣れた街とは言え、前回に来た時から一年二ヶ月経つので商店なんかは閉店したり新たな店ができたりして様変わりしていた。去年は無かったとある古道具屋へ寄せて戴いた。ありとあらゆる通常ならばゴミ、荒物の物達が飾られていたが価格は付いていない。つまり、顔を見て商売する商法に違いない。でも、オイラは興味津々だから立ち入らせて戴いた。足踏みミシン(MITSUBISHIと銘板が付いていた)が目に入る。ただモンではありませんっ！又、往年の医院の診察室に在った白く塗られたガラス棚(確か、中には消毒済の検査用具なんかが陳列してあった)も鎮座。まったくただモンではありませんっ！その他、真鍮製の引出しの取手ツマミや昔、外灯に使われていた裸電球の傘なんかが陳列されていたが、オイラには判る。このご主人が何故に古道具に填まり商売にまでする程に収集してしまったのかが。それは、懐古趣味とか希少価値とかではありま
せんっ！往年の職人気質が造り上げた品々の造り込みの素晴らしさにマイってしまった訳ですなっ！良いお店だ。

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城ヶ島内のお土産屋さんのご主人が暇潰しの為にか買いもしないオイラを手招きしてお茶をご馳走してくれる。お店は間口十軒あまりの大店で、貝殻細工、海老煎餅などの焼き菓子類、蒸し饅頭、海苔煎餅の実演コーナー、子供の玩具類とセレクトショップの様相である。しばし、昨夜の台風直撃の大変な状況を聞かせて戴いたが島とか海っぺりに住まいの方々はひとたび台風なぁんて事態になると命懸けの生活であるらしい。とても貴重な話を聞かせて戴いた。城ヶ島の灯台も有名だから一回りする。途中には「遊び遊覧船」と書かれた看板が目立つが些かこの大波イヤッ高波(推定10m)では営業はしていない。しかしながら、その遊び遊覧船の待ち合いの掘っ立て小屋の雰囲気は哀れでなかなか良かった。岸壁の釣り客も数人居たが何だかイワシの様な魚がたくさん釣れていた。だが、アレは食べれるのだろうか？干物屋さんも数軒は営業していたが閑古鳥が鳴いていた。城ヶ島大橋は50cc以下のバイクは通行料が無料だったのも良かったなっー！当然だが帰り、つまり島脱
出の際も無料である。島から出て慣れた三崎の港街を徘徊する。

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久しぶりの火曜日の休日だ。明日とのワケ有り振替休日として遠出する。台風一過の大晴天だからバイクを駆っての三崎遠駆けに踏み切る。これまた久しぶりの三崎行きで折角だからと剱崎灯台まで遠回りし、更に城ヶ島をも巡る。台風一過の大晴天とは言うものの、余波の影響で城ヶ島の波は並外れの高さであった。泳いだら死ぬなっ！近寄っても死ぬなっ！触れても死ぬなっ！城ヶ島のお土産商店街なんかは些かガラガラの人手で商店の方々もやる気は無さそうであった。灯台の真っ白が真っ青の空に映えて素晴らしい景観だが、何しろ余波の影響で風も強い。ここまで、かれこれ40kmの距離で給油もしなければと思案しながら駆るが三崎は地方と言えば地方だからガソリンスタンドもなかなか見付からない。ヤバイので一旦、予備タンクに切り替える。スーパーカブには500ccの予備タンクが在るので通常ならば20kmは駆れる訳である。街道筋のガソリンスタンドで給油すると3,5lだ。600円程度の交通費という事に為るなっー！実は、三崎まで公共交通機関で
乗り継ぎして来ると片道で1000円は掛かります。スーパーカブでは、三浦半島一周を推定120kmとすれば３リットル弱で走破します。１リットル160円の計算で500円程度で往復出来ます。しかも、あちこちと寄り道もしている訳ですなっ！

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今月中に金銀財宝の粗方の処分をしておきたいと考えてかなりの数量を処分した。マッ、金銀財宝とは言うものの失敗作とか使い古してもう飽きた品々だ。処分したつもりだったが庭先の納屋の作業台の引出しや材料保管棚には未だ未だ多量の作品や材料が残っている。材料(金銀地金)や素材(象牙や鼈甲や琥珀や鹿角やブライヤーやカメオ)等はいずれまた使えるので保管して置いた。実用作品(ライターケースや吸い口や鉛筆サック・ブレスレット・キーホルダー・愛用のアクセサリー)は磨き直して再び使い始めているが、磨き直しの作業も季節柄で作業がし易いので納屋に籠る事も屡々である。納屋は庭先だから冷暖房無しだし、樹木のせいで蚊も入り込んで退治に一苦労する。秋口と春先は工作作業のやり易い季節だから雨降りとかの休日や晩御飯後に籠れる訳である。素材や材料を引出しや保管棚から取り出して眺めるだけでも何を造ろうか？と想い巡らせて楽しい一時である。珈琲片手に湯気を立て、煙草の紫煙も燻らせ至福の一時とも謂えますな
っ！

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金銀買取りの飾り屋さんに皮算用と共に出掛ける。大概の買取り屋さんはあれこれと難癖を着けて安値買取りを企むのが常であるがこの飾り屋さんは、詳細説明、素性把握(オイラの銀細工遊び破片)をして明朗明解に「貴金属買取り明細書」を作成し、破片をそれぞれ薬品で検査し電子量りで数値を客側にちゃぁんと見せて分析～目方計算～妥協(担当者の胸の内)～買取り金額をし、更に切り上げ計算で買取りしてくれた。皮算用はやはり皮算用で不純物も多分に含有していたのでなんだかんだで33000円で買取りしてくれた。その目方を出す際に電子量りの数値が風とか道路の振動とかで数値が動くンですなっ！そこで転んでも只では起き上がらない商人家系の性格が昨夜にカホンとセッションした際に切っ掛けを貰った曲「どうぞ、このまま」丸山けいこさんの名曲を再び思い起こす。この曲は、先日の「あの日に帰りたい」と同様にボサノバのリズムである。電子量りが高い数値を指した瞬間に「どうぞ、このまま」とボサノバが出てしまった訳ですなっ！店
に戻り早速に編曲を始めたのは謂うまでもありません。

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暇潰しの銀破片整理して仕分けし、帰宅後に納屋に入る。蚊の防虫対策に蚊取り線香を焚いて仕分け後の金銀コンビの塊をバーナーをかけて分ける。すると、金が11gも出た。とは言うものの18kだからその相場(今日ならばgあたり2200円程度)で買取りして貰うつもりである。地金屋さんに銀の買取りを尋ねるとgあたり17円程度らしい。実は、銀の破片は980gも出たから17000円弱で買取りしてくれそうである。皮算用だが、金が二万円位だろうから併せて大枚三枚強の大収入だ。仕分けついでに、自作して何年間も使いキズだらけに為ってしまった彫金製品を磨く。ひたすら磨くとピカピカの新品に仕上がる。この作業はとても楽しい。何しろ、実感が直ぐに表れるからである。作業終了後に再度、地金屋さんに連絡する。おおよその目方を知らせ、金の買取りのレートはどうか？其れに因っては金は金専門の買取り屋に持っていこうかとも考えた訳である。すると、純金の相場に対して18kは75％の含有率だから相場
×75％、そして手数料が30％で更に70％を×やり方らしいから例えば、純金１g4500円為らば4500円×75％×70％×11gだとすると25000円位で買取りですっ！と謂われた。大変だっー！銀と併せて40000円位の大収入に為る訳ですなっ！早速に、収入を生活費に化けない様に物欲目録の作成ですなっ！

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昨日の貴金属吹屋への訪問売却は吹屋の休日で良かった。今日からの暇潰しに数百gの銀の破片を整理して売却に良い値が付く様に仕分け作業に活用である。店には、かれこれ１kgの銀の破片を持ち込んでピンセットも持ち込んで銀細工製品と破片を仕分けし、更に金とのコンビで造った品物との地金割りもして効率良く売却の段取りもするつもりだ。暇潰し材料には、先日に戴いた二冊の劇画も在るし、「あの日に帰りたい」の編曲アレンジも在るから暇潰しとは言うものの暇無しと相成る訳ですなっ！此やって、飽きたら、次、此やって、と根を詰めないで一気呵成にやらずに来週の休日までを過ごしたいのである。思えば、贅沢な話だが売却とか戴いた劇画とか駄菓子屋ヒントの「あの日に帰りたい」とかでセコい話でもあるなっー！マァそれでも、編曲は創造的な暇潰しだし、銀破片の売却は金銭的な暇潰しだし、劇画(時代劇モノ)さ歴史の学びにも為る或意味では学術的な暇潰しと謂えよう。そーなんです。オイラは、暇潰しとは言うものの、転んでも只では起
き上がらない商人家系のサガを持って産まれてきた訳である。つまりは、セコいという事でもあるなっー！

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人間模様。マックからの帰宅途中に駄菓子屋が在るのだが本当にもう昔ながらの典型的な駄菓子屋でご主人はかなりのお歳のお婆ちゃんで薄汚れた割烹着姿で手には皺が深く刻まれている。何故、そこまで判るのかと言えば、駄菓子屋脇の煙草の自販機で煙草を買い、店頭の灰皿で帰宅途中の一服をしていたのである。時間は、午後4時頃で高校生らしき３人が店内の端に在る鉄板台でお好み焼きを焼いていた。飲み物はチェリオの大瓶だ。いずれ来る仕事帰りの(学校帰りだが)のちょっと一杯の練習だなっ！オイラは店内にまでは入店しなかったがたくさんのあらゆる懐かしい駄菓子屋が綺麗に陳列されご主人の(お婆ちゃん)几帳面な性格が表れている。駄菓子屋のお好み焼きかっー！ヤってみたいなっー！交ぜて貰いたいがそうもいかない。VUITTON売却の土産に駄菓子屋でもとも思ったが高校生の前では恥ずかしいのでかなりためらった。高校生のリーダー(駄菓子屋リーダー)がお好み焼きの最初の返しに苦慮していたが、副リーダーと部員
は安っぽい反り返った割り箸を持って焼き上がりを待っている。そこで、フト過ったのが荒井由実さんの「あの日に帰りたい」という名曲だ。今では松任谷由実さんと謂うが結婚前は荒井由実さんだった。ボサノバのリズムのマイナーコードのうら寂しい曲である。翌朝、早速に音を拾ってモノにしたいと騎上(バイク)で口ずさみながら帰宅した。

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中古品の買取りくらいで大々的にアナウンスなんて大袈裟だなぁ！と、呟きながら買取りカウンターへ呼ばれた。使用した財布だからたいした期待はしていなかったが買取り額はVUITTON財布が3000円、銀製アクセサリーが400円、GUCCIは買取り不可で占めて3400円の収入となる。それでも使いづらい財布を使わずに朽ち果てるのであればと売却した。うーん、サッパリとしたなっー！実は売却と言えば、昨夜に納屋の作業台から銀屑つまり今までに様々と加工してきた銀の破片等も買ってくれれば売却と考えていたが加工屋さん、飾り屋さんとも言うが今日は休みであった。合計200gは在るので買取りレートに由れば１gあたり40円だから大枚近くの売却益を得る筈であった。マッ、此れはいつでも売却出来るから来週の変則休日の火曜日にでもと考えている。それよりは帰宅してからの時計バンドの取り付け加工が楽しみだ。帰宅途中にマックで一服入れて一日を振り返り帰宅。嫁さんに糸の掛け方から留め方を教えて貰いイザ開始。黒色のナ
イロン製のベルトに腕時計のステンレスが映りナァンか見辛いところに黒糸を通して時計の穴を利用して結び留めしていくのが見辛いの極致だ。しかも、老眼だから見辛いは尚更である。そんなこんなでも結び留め上がり完成した。マァとにかく750円の原価で廃棄寸前の腕時計「NAUTICA」を活かせた訳である。

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当日である。近所の衣料品スーパーの10時開店に合わせて身支度を済ませて出掛ける。二軒の衣料品スーパーへ立ち寄りパンツ(綿四枚)、靴下(絹五足)、黒シャツ(綿三枚)を購入、かれこれ3000円であった。その足で作業用品店で革製安全靴(税込3780円)も購入。更にその足で(とは言うもののバイクであるが)時計バンドの問屋へ行き職人さんと取り付けに付いて相談しナイロン製で防水のベルト(定価1500円のところ半額の750円)を購入、その後２時まで講演を聴いて再びバイクを駆って東戸塚の中古市場へ向かう。先ずは、買取りカウンターでGUCCIとVUITTONの財布と銀製のアクセサリーを検証して貰うが、その間にUNIQLOポロシャツやウォーキングシューズ(靴は新品です)の発掘を行う。しかしながら、半袖ポロシャツはシーズンオフで展示無しっ！続く階下の靴コーナーでも今流行りの軽量ウォーキングシューズばかりが並んでいて目当ての革
製ウォーキングシューズは品数が少なく発掘無しであった。軽量靴は靴の素材全てが合成皮革な訳ですなっ！ウォーキングシューズだから靴底はともかくも甲の部分は革製に固執するのはオイラである。そうこうしていると「買取りでお待ちの番号札211番方、計算が完了しました」とアナウンスである。