やはり散歩に出る。南区古道巡り古典派印画機械持ち込み散歩術で「餅居坂～芹が谷」である。道中の「ジョナサン」にて一服。こういうレストランのデザートも久しぶりだが、豊富な品揃えで迷う。ファミレス特有の雰囲気とマニュアル的で意匠ばかりに重点を置いたデザートだが、一服で心安らぐ窓から見れば、気に入らない方には目障りだろうが祝日の日の丸の旗がたなびいている。実は、この近所に週二回と来店してくれる常連が居て、散歩がてらへんな洋食屋まで来てくれるのにヒントを得て行き先が決まったのである。で、峠を越えた処のジョナサンだ。此処から先は、谷への下り坂で昔は谷底で芹が繁っていたらしく「芹が谷」であろう。土地的には、谷戸だからじめじめとした盆地で風の循環の悪い土地である。交通機関もバスしかないので、ターミナルがある訳だ。昭和までは、そうした一節隔離された町だから商店街など未々懐かしい風景が残る。
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