へんな洋食屋より発信!

横浜市南区にある洋食屋から旬な話題を発信します。

へんな洋食屋カフェ

2013-07-11 06:15:00 | Weblog
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翌朝、仕込み中に親方が古時計を持ってきた。つまり、調整が終わったという事である。早速に柱に引っ掛けて時間会わせとゼンマイを巻く。9時5分前だ。なんだかんだと振り子の調整もしている内に9時ジャストと相成る。ゼンマイが稼動するギアの音がするとボーン、ボーンと独特の響きが9回鳴る。感動したなっー!久しぶりに聴いたゼンマイ仕掛けの古時計の時報だが、オイラの幼少時代は未々柱時計の時代で家のあちこちに在った。江戸の後期からつい30年前までは時計店だったのでお客さんの修理品や調整品が数多く家の中に在った訳である。時間が来ると一斉に鳴り出すのは怖かったモンである。で、11時を向かえる。うーん今日は日曜日なのに客入りが悪く常連さんも居ない。常連さんに聴かせたい響きなんだけどなっー!時間のは合い具合はと言えば、ホンのちょっと進み気味である。マッ時計は時を計測する機械だから正確に越した事は無いがちょっと進み気味なら良いかっ!柱時計の中の振り子の後ろになにやら文字が書いてあって「名
古屋ー日本、大正弐年」と記されている。つまり正確云々を述べる前に99年前の柱時計ダカンね。いいですかっ!もう一度謂いますが99年前のゼンマイ仕掛けの機械なんですよ。例え1日10分進んだって許せます。早目のボーン、ボーンは許せます。音色の響きが許せます。木枠の曲げワッパ造りの曲線使いのアールデコの意匠が許せます。木枠だって99年は前の木という事も許せます。色紙に書かれたアラビア数字の文字盤の拠れている侘び寂も許せます。百年前のニスの古びた色褪せも許せます。しかも、可動するというのはある意味、奇跡とも謂えます。「ドゥだっ!」という事ですなっ!

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