へんな洋食屋カフェ

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雨降りで昨夜の人手と喧騒に代わり、更には屋台も寂しく濡れ細り哀愁漂う。川には散り桜のフリカケ茶漬けだ。たこ焼き屋台も焼きそば屋台も焼き鳥屋台も傍らの客席というかベンチもずぶ濡れで哀れな風情が豊かである。哀れな風情というのもナンだが哀れにも風情が有ると再発見した訳である。だいたい、風情という字は風の情けと書いてある訳だから情けつまり哀れなとか寂れたとかという屁理屈と謂える。豪華、豪層、剛健、華美に対して風情は謂わない。情けという字は立心偏に青だから心が青いという事である。つまり憐れ寂しくい枯れ果てた殺伐濁そ使われる訳である。ドトールでの一服中に思い浮かんだ屁理屈だが、一研究とも謂える。ゆくゆくは、レポートをしたため国際風情学界に発表しゆくゆくはノーベル賞にも発表し世界的風情研究家としてケンブリッジやハーバードに呼ばれるかも知れない。風情ついでに980円の五本指靴下踵有裏滑り止め付を買い、燕三条道具展でフライパンの蓋24cm適応を買う事で更に風情が増される訳である。