へんな洋食屋

昨夜、アイスコーヒーを落としながらテレビのアシカのショーを観ていて思い出す。先日の大徘徊での一服にとある大コーヒーショップのチェーン店に入りオイラは受付というか、窓口というか、注文の列に並びカウンター内上部のメニュー表を眺め注文の練習及び黙読、復唱をしていた。前４人目のおじいちゃん、注文はコーヒーなんだろうが、その種類の多さに選び切れないで悩んでいる。ショップのバイトのテキパキとした女の子は今か今かと注文を待つ。で、マズイ事にメニュー表は全てが片仮名で気取った銘柄のコーヒー類が10種類以上だから決まらない。で、おじいちゃん、口をパクパクさせて夕べのアシカの様相に為ってしまった。「アゥアゥ」と餌を貰うアシカ・オットセイの物真似かっ！しかしあのバイトのネエチャンも察して促してあげれば良いのだがマニュアル通りの対応でひたすら待つ。イライラはしているだろうなっ！見かねた後ろの30代の女性が何とかコーヒーを換わりに注文してあげた。席に着く、オイラはおじいちゃんの隣だった。おじいちゃん、ジ
ッとカップ内を見詰めている。今流行りの泡立てコーヒーときたモンだ。呟く「発酵して痛んでないかな？」砂糖とミルクを４つづつ入れて洗濯機の如くかき混ぜぐっと飲む。お茶や味噌汁じゃあるまいし「アッー！」とため息。さぞかし注文のやり取りで疲れた事であろう。