昨夜は久々の「世界街角歩き」を放送してくれシヤトルの港街を満喫した。其の前には「美の壺」にて「蕎麦猪口」の見方拝見。やはり江戸初期から明治期の骨董である。常に考えてしまう。骨董だから中古な訳だなっ!只、全てが当時は手造りだから興味深いし、其の手造りの蕎麦猪口が繕われたりして何百年もの間存在し愛好家も沢山いて、銀座の老舗蕎麦屋では骨董的蕎麦猪口で蒸籠を提供している。粋なモンですなっ!「繕い」、陶器磁器などの焼き物で大切にしている物でも欠けたり割れたりして其れを漆で接着し金箔や金粉で繕うのだが、此がまた粋の極致である。オイラも何度か「金繕い・金継ぎ」を行ったが其の愉しさに味を占めてわざわざ割ったりしたモンである。馬鹿な話だが、器の柄以外の景色が変わる魅力である。其れをまたわざわざ「景色」と表現するのも粋である。
最新の画像[もっと見る]
- 本日からへんな洋食屋ブログ発信開始です。 19年前