へんな洋食屋より発信!

横浜市南区にある洋食屋から旬な話題を発信します。

へんな洋食屋カフェ

2013-11-17 07:11:54 | Weblog
post-ent@blog.goo.ne.jp classico-nova-@docomo.ne.jp 0457120525 09040259080
そんな学生時代の唯一のバイトは牛舎に泊まり込んでの牧草運びか岩見沢名産の玉葱の収穫であった。15人くらいが一列に為って向こう二キロ先までの農場の玉葱を掘り出す訳である。今、洋食屋を営んで毎日々玉葱と接しているが玉葱は偉いっ!種を蒔かれて以来数ヶ月、ジッと土の中で養分を吸収し日の目を見るのは収穫のほんの一瞬である。収穫されればムロというか倉庫に蓄えられて集積され市場に出れば直ぐ様に食べられてしまう。食べられてしまうとは言うものの、メイン食材には為らない。だが、火を加えるととてつもない旨味を発するのでとても重宝されている。同じ葱でも長ネギなんかはスーパーのレジ袋から必ず顔を出すので紳士には嫌われる。しかも、長ネギを見られただけでその家の晩御飯の推測が可能である。長ネギも大変な旨味を発するのだが、匂いも大変である。例えば、夕方の5時にメールが入る。奥さんからのメールで「霞ヶ関の帰りにスーパー寄って長ネギ買ってきてねっ!」とします。旦那さんは霞ヶ関に勤める高級官僚でマァ例えだから事務次官あ
たりに設定します。事務次官が住む自宅は成城辺りだからスーパーだって高級である。長ネギ四束398円をレジ袋に入れて、チェスターコートに靴紐もしっかり、中折れハット、皮手袋、スーツは事務次官だから日本橋三越の仕立てである。右手にはバリーの皮ダレスバッグだが、左手には例え高級スーパー成城石井とはいえ長ネギの青い頭が四束出ているのである。何しろ、事務次官の夕食だから鍋は鍋でもふぐちりなんだけど奥さんにメール一通で命じられた長ネギをレジ袋に帰宅する。此が、玉葱では頭がレジ袋から出る事は有るまいっ!ヤッパシ玉葱の方が偉いか。

へんな洋食屋カフェ

2013-11-17 07:11:47 | Weblog
post-ent@blog.goo.ne.jp classico-nova-@docomo.ne.jp 0457120525 09040259080
心許せる環境というか、飲食店自体は食欲という人類三大欲の一つだから心許せる飲食店では本能的に実態が出る訳だよ。トンカツ屋での中濃ソースたっぷしとか牛丼屋での刻み紅しょうがてんこ盛りとか町場の蕎麦屋での麺つゆどっぷり漬け、回転寿司屋でのガリ腹一杯などなど書いたらキリがないのでこの辺にしておくが、つまりカッコ付けずに食べれる飲食店では食欲の本能が剥き出しに為る。ラーメンスープ全飲み干しもそうだ。本来ならば残ったスープにご飯を入れてでろんでろんに為るまでふやかしてレンゲで啜りたいのだが、如何にラーメン屋と謂えども最近のラーメン屋にはシキタリとか作法とか所作なんかが罷り通り本能剥き出し、育ち丸出しは出来ないツマラナさが有るらしい。らしい、と書いてしまったがオイラはラーメン屋へは行かないので真実、聴いた話である。学生時代の下宿生活では、日曜日は賄いのおばちゃんも休みなので毎週、日曜日の晩には駅前通りのラーメン屋へ出掛けた。ラーメン+丼ご飯+餃子で550円だった記憶は35年経つ今でも忘れな
い。当時、18~9才の若者は北海道は岩見沢の大学で親元からの仕送りを頼りに暮らしていた訳である。五万円の仕送りから28000円の下宿代を除いた22000円が一月の昼飯と遊興費、そして毎週日曜日のラーメン屋へのお出掛けだった。本来ならば、岩見沢駅前通りまではバスで6停留所だったがバス代を惜しんで往復を歩いた。その後、結婚し現在に至る嫁さんとの毎週日曜日の会食もあのラーメン屋である。実は、その地方都市の更に田舎の場末のラーメン屋は本能剥き出しの定食屋だった訳ですなっ!カッコ付け無しのあからさまな若人の姿だったからこそ今が有るに違いない。