常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

ニゲラ

2020年06月07日 | 日記
散歩の途中、ニゲラの花を見かけた。一部はすでに実をつけている。名前の由来はこの実の中が黒くなることからであるらしい。見るからに不思議な花だ。根のような形をした茎が、花や実を支えている。2年ほど前になるが、詩吟の先生のお宅の庭先で見かけた花だ。聞くと、ニゲラという名を教えられた。別名でクロタネソウとも呼ばれる。南欧、中東の原産で、鑑賞用の園芸品種である。ドライフラワーや生け花の材料として利用されているらしい。中に種に香りがあるものもあり、香辛料としても使われる。

散歩には色々な楽しみ方がある。昨日、近所の知人と散歩の途中で出会った。聞くと坂道を登ったところに、サッカーの練習場がある。家から15分ほどの場所だ。毎日、そこまで行って、高校生がやるサッカーの練習を眺めて帰るのが日課、と言っていた。私の場合はカメラ、花や季節を感じさせるもの見つけると、カメラに収めて帰ってくる。それをネタに、ブログを更新するのも楽しみだ。

赤瀬川原平に『老人とカメラ』という本がある。この人は、街を歩きながら、面白い看板や珍しい被写体を見つけて、写真にユーモラスな文をつけている。漁港の市場前にある電柱に、「この前に船を止めるな」という書き込みがある。駐車禁止をよく目にするが、駐船禁止は珍しい、と赤瀬川は書く。この人は路上観察ということを流行らせた人である。仲間と探したものに、「ウタマロナプキン」という看板を見つけて写真に収めている。多分、ナプキンは女性の生理用品だろう。それにウタマロの名前が入れてあるのは怪しい。いや怪しいと感じる自分が怪しいのか、と自戒めいたセンスの素敵な文章だ。

朝は野菜畑の水やりと収穫。除草も次第に手がかかるようになっている。散歩の出かけるのは、日が傾いて夕方の風が吹くころである。ほぼ、6000歩ぐらいの歩きだが能勢先生のインターバル速歩を取り入れている。これを始めてから3ヶ月が過ぎたが、運動強度からすれば、距離は短いが山登りに負けない運動量である。これからさらに暑くなるが、終わってから飲む牛乳やスポーツドリンクが楽しみだ。

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