常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

快眠セラピー

2019年10月30日 | 日記
秋が深まると、眠りも長くなる。日が短くなるだけ、その分眠りにまわす時間が増えるということか。随分以前に買ったものだが、高田明和『快眠セラピー』という本が、棚の奥の方で見つかった。妻が不眠を訴えていてので、参考になればと、買ったものだ。妻はいまだ、寝つきには不安を抱えている。足吊りで、その痛みで目を覚ますらしい。いま一度読み返してみると、この本に睡眠の大事な点が二つ書いてある。

一つは記憶との関係だ。徹夜で勉強した受験勉強などは、ほぼ忘れて記憶に残らない。ぐっすりと眠ることによって記憶が固定される。ピアノやスポーツなどは、これもぐっすりと寝ることによって、上達していく。こちらは体得記憶と呼ばれるもので、楽譜などを思い出すのに使う前葉頭と小脳の働きも必要としている。

もう一つは、人を初め、全ての生きもの、つまり生体には、一日の生体リズムいうものがあり、睡眠はそのリズムの一つである。そのリズムは光によって作られていることだ。過去は、朝、日が昇ってくると起き、夜暗くなると寝るのが、人の生活であったが、現代の生活ではこのリズムに逆らうようなことが起きている。

寝付くための快眠15の方法が書いてある
1ベッドは眠るだけに使う 寝ながらテレビを見たり、スマホを見たりしない
2単純なことを思う 失敗をくよくよ考えない。ひと、つ。ふた、つと呼吸に合せて数数えるなど
3気分を明るくする言葉を繰り返す 「すべてがよくなる」など
4無理に眠ろうとしない
5明かりを消して音のしない時計を置く
6寝る前に激しい運動をしない
7寝る前のコーヒー、お茶、たばこはやめる
8規則正しい睡眠の習慣を身につける
9寝る前に消化の悪いものを食べない
10日中は短い昼寝以外はとらない
11寝る前に必要以上の水分をとらない
12ベッドの良し悪しに注意する
13体温調節をしっかりする
14精神の安定に役立つ本を読んだり宗教家の話を聞く
15睡眠の日記をつける

スマートウォッチの睡眠管理の機能も注目される。これをつけながら、寝ることによって、睡眠時間、深い睡眠、浅い睡眠、のほか目ざめた回数がグラフ表示され、星の数で睡眠の良しあしが表示される。高齢者にとって、睡眠は非常に大事な生活の部分になっている。

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