常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

猩々袴

2018年04月18日 | 


山形県が「やまがた百名山」を制定してから、山形の山への関心が高まっている。NHKの山形放送局では、月一回、百名山を取材して「やまもり」の時間に放映すると発表した。残念ながら、見逃してしまったが3月27日にその第1回として、「大岡山」が放送された。インスタグラムの公式アカウントはyamagatayamaで、ここからやまがた百名山の写真や情報がとれる。百名山の写真コンテストが行われ、昨年の入賞作品は、モンベル山形店のギャラリーで公開されている。何よりもうれしいのは、百名山の地元の自治体や山岳会が主催して、開山式や登ろう会などのイベントが実施されることだ。

先日、山の仲間に誘われて、やまがた百名山のひとつ大岡山に登ってきた。5年ほど前に登ったことがあるが、このほど登って見て、登山口の表示や登山道の案内看板が設置されて、初めて登る人にもわかりやすくなっていることだ。風間不動尊のある南登山口からは、結構な急な登りにまっている。ジグザグに切った登山道が、その急坂を緩和している。木々は新芽を吹き、日向にカタクリが可憐な花を咲かせている。もう山桜の幼木が、ポツンポツンと清楚な花を開いている。頂上付近で、ショウジョウバカマの可憐な花にであった。三々五々、陽ざしの誘われるように咲いていた。この花にはいつも思いがけずに出会う。

湿気のある低山に咲き、花が終わると、袴のような葉の上に、茎を1m以上にも伸ばす。高山植物の図鑑に入っているが、編者は、高山植物とは言いがたい、と述べている。登山口から頂上まで45分、下山は30分。スマホのアプリをGPSとして使ったみた。山形宮城の地形図の大岡山の山頂をマークしスタートボタンを押す。この時点で、スマホを機内モードに切り替える。つまり携帯の電波県外で、自分の位置表示が可能となっている。地図上に記録される軌跡は、登山道通りになっている。無料アプリでここまでできるとは。ガーミンに引けを取らない。
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