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熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

浜岡原発

2011-05-10 16:49:41 | Weblog
管総理大臣の中部電力浜岡原子力発電所の停止要請に対して賛否両方の意見が出されています。

世論調査の結果は間もなく出ると思いますが、停止要請に賛成の方が多いようです。

今回の浜岡原発停止要請に反対する、野党、経団連、原発設置自治体の知事(静岡県知事、大阪府知事等の一部を除く)理由は、どうも要請が突然過ぎる、決定過程がブラックボックス、関係者との根回し不足等の手続きにあるようです。

福島原発事故の現状を真摯に受け止めれば、地震・津波対策をしないで浜岡原発を稼働し続けるという意見の持ち主はいないと思われます(原発推進派の中には、このような国民の生命軽視の考え方を持っている人もいるかもしれませんが)。

そうすると議論が分かれるのは、地震・津波対策の手順の相違です。

すなわち、①原発を停止して地震・津波対策を行い、その後運転を再開する、のか、それとも②原発を稼働したまま地震・津波対策を実施するのか、の相違です。

今回の管政権は、①の対策をとることに決定しました。
管政権に反対する方が、②の対策を主張すると、「2013年の対策完了までの間に、東海沖地震が発生した場合は、どうするのか?」という質問に対する答えに窮することが明らかなので、手続きが正しくないというあやふやな反対意見を述べているのでしょう。

私は、福島原発事故の深刻さ、影響力の大きさを考えれば、国民の生命・安全を脅かす恐れがある場合は、先ず、原発の運転を停止してから対策を実施するのが妥当な考えだと思います。

経団連会長が、「今回の決定はブラックボックスで分からない」と批判していますが、国民の生命・安全に責任を持つ首相と、関連企業の利益しか考えない経団連会長との責任の重さの相違に起因するもので、気にする必要はありません。
経団連会長の批判的な意見に耳を貸す国民は少ないでしょう。

浜岡原発運転停止要請に反対する人は、原発の本当の怖さを理解していないのでしょう。

今回の福島原発事故により居住地域から非難しなければならなくなった人々の苦しさが分かっていないのでしょうね。

NHKで放送していた、チェルノブイリ原発事故のその後を見て考え方を変えてほしいものです。





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