自民党は衆院選で与党の獲得議席は215にとどまり、与党系無所属の当選者を加えても過半数(233)に届きませんでした。
裏金問題の影響が大きかったのは事実ですね。
自民党は、この裏金問題に対する国民の判断を甘く見ていたようで、首相を挿げ替えて人気者を選挙演説に繰り出せば簡単に有権者を騙せると考えていたのでしょうね。
少数与党として臨む可能性がある今後の政権運営に関し、議席を大幅に伸ばした立憲民主党や国民民主党などを念頭に「それぞれの党のご主張に対して寄せられた国民のご理解、共感を謙虚に受け止め、取り入れるべきは取り入れるということに躊躇があってはならない」「私どもの足らざるところ、改めるべきところは積極的に取り入れていきたい」と語っていました。
これが政治の本質です。
与党が野党の提案をよく聞いて、良い提案は取り上げて政策の変更をすればよい政治になると思います。
今回の選挙では、自民党と公明党が当選者数を減少して、野党の中でも維新が当選者数を減らしています。
安倍政権の悪いところがまだ残っている自民党政治が最後を迎えたというところでしょうね。
一党多弱と言われていい気になり、やりたい放題の無法ぶりに、有権者の怒りに火をつけたのでしょう。
維新も前回までの選挙での躍進に慢心して万博やカジノ誘致というやり過ぎを犯し、党内の政治家の無法ぶりを止められなかったのが、今回の選挙の当選者減少につながりましたね。
国民民主党も慢心すると維新と同じ運命を辿ることになります。
国民民主の党首や党幹部の発言を聞いていると慢心を犯しやすい傾向がありますので、注視していきたいですね。
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