熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

特許流通講座

2010-05-31 22:36:31 | Weblog
工業所有権情報・研修館主催の「特許流通講座」を受講してきました。

会場は、石垣記念ホールです。

地下鉄千代田線の国会議事堂前駅で下車して、石垣記念ホールへ向かおうと、地上に出てみると、警護の制服警官、私服警官、政府関係者がほぼ1mおきに立っています。
大変な警護です。
そういえば、中国の首相が来日しているので、その警護のためですね。
ご苦労様です。

今回受講した「特許流通講座」は、特許流通市場に参加する人材を育成するために、特許流通に関する基礎知識の習得を目的として開催されたものです。

講座内容は、特許流通を巡る最近の状況、特許流通による事業化例紹介、ライセンス契約の基礎、知的資産経営評価融資の秘訣です。

講義のレベルは、入門または初級と言うところでしょうか。
特に目新しいものはありませんでしたが、テキストと一緒に配布された参考資料は、かなり役に立つもので、これだけでも参加した価値はありますね。

講義は、正直、今一ですね。

私が参加した理由は、特許流通による事業化例を聞きたかったのですが、期待外れでした。

講義時間1時間の内、45分が講師が所属する企業の事業内容の説明で、残り15分が特許流通事例の紹介で、その事例も大学から通常実施権の許諾を受けて、現在、商品開発・販売活動中ということで、成果のあった事例ではありません。

講座で発表する特許流通事業の成功事例がこのレベルでは、特許流通の成功事例は、本当にないのかもしれません。

深刻な問題です。

講師の一人の方が、「特許流通促進事業を開始して7年以上になるが、当時と現在とで、技術移転に当たっての課題の最も大きいのが、人材不足で、これは人材育成活動が上手くいっていないことを示している」と言っていましたが、その通りですね。

効果確認をしないで、流通講座を継続開催しても効果は上がらないでしょう。
もう少しやり方を変えた方が良いと思うのですが、独立行政法人の事業に効果を期待するのは無理なのでしょうか。

事業仕訳の必要性を痛感しますね。



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責任

2010-05-30 18:41:52 | Weblog
朝の報道番組のスポーツコーナーで、「喝」でお馴染みの大沢親分が、ヤクルトの高田監督辞任についてコメントしていました。

「9連敗ぐらいで自分から辞めてはダメだよ。俺なんか15連敗したけど、自分から辞めるとは言わなかった。球団から辞めろと言われれば仕方ないけどな」

この後の親分の一言に納得しました。

「監督だけ辞めるのはおかしいよ。監督を連れてきた球団の責任者も一緒に辞めなけりゃ~」
その通りですね。

監督の首を切って自分は知らん顔はいけません。
野球だけでなくサッカーも同様ですが、監督と一緒に責任を取って辞めた方は少ないですね。

監督と一緒に責任を取るということになれば、チームの勝利に真剣になり、選手の補強、施設の改善等、監督の要望に最大限応えるでしょう。
何しろ連帯責任ですから。

ヤクルト球団の責任者は、どのような判断をするのでしょうか。
サッカーワールドカップ日本代表の成績が振るわなかった場合に、サッカー協会の責任者はどのような責任の取り方をするのでしょうか。
興味がありますね。

ワールドカップが始まる前から、敗退する話題はいけませんね。

日本代表に大きな声援を送ります。

頑張れニッポン!!



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死蔵特許

2010-05-29 19:08:14 | Weblog
榊原憲さん著作の「死蔵特許」を読みました。

「死蔵特許」とは、権利が有効期間内の登録特許で、発明者や特許権者自身がその存在や価値を忘れている特許のことです。

この本で、取り上げられている「死蔵特許」は、フォージェント・ネットワーク社の米国特許第4698672号(以下、672特許という)です。
この672特許が、1994年にISOで正式決定され、自然画像の標準的な圧縮方式としてデジタルカメラやインターネットのHPをはじめとして、様々な分野で利用されているJPEGに関係しているというのである。

多くの企業に送付されてきた警告状に、知財担当者が驚いたのも無理はありません。
何しろ、この672特許は、JPEG標準勧告の4年以上前に登録されているので、672特許の権利化処理がなされないまま標準化されたのは、あきらかに標準化関係者のミスです。

フォージェント・ネットワーク社は、672特許のライセンス料として100億円を獲得したそうです。
すごい金額ですね。

なぜ、このような問題が発生したのか、著者は、以下の原因が考えられるとしています。

①標準化機関における特許調査の不備
②M&Aによる権利移転時の特許デューデリジェンスのし忘れ
③(特許権者は)製品開発事業がない
④発明者が職務発明対価を要求しない
⑤パテント・トロールさえも許容する米国のプロパテント戦略
⑥ビジネス倫理の低下
⑦メーカーよりも弁護士が儲かる世界になった特許

この中で、①が最も大きな原因であることには、議論の余地がないでしょう。
問題は、なぜ672特許を発見できなかったかということです。

私は、多数の企業が参加する標準化組織に問題の本質があると考えています。
1企業が単独で新商品を市場に投入する場合、知財担当者、開発者達は、必死で他社特許を調査して回避活動を行います。
何しろ特許問題が発生したときは、彼らの責任になりますからね。

これに対して、多くの企業が参加する形態では、団体責任 ⇒ 他者への依存(誰かがやってくれるだろう)⇒ 無責任体質 となる危険性があります。

私も、企業の知財部門の勤務していた時に経験したことがありますが、標準化団体へ参加している担当者に特許問題への対応を尋ねると、「それはA社の担当です」と言う返事で、詳細は把握していません。

心配になって、知り合いのA社知財マネジャーに確認すると、「それはB社が御社の担当では?」という返事でした。
結局、取りまとめている人が大雑把だと(責任感が足らないと)、672特許のような問題が発生することになります。
団体責任の本質的な問題です。

「死蔵特許」の問題は、他社特許への対応と自社特許の活用の両面から考えなければいけません。
休眠特許の活用、特許流通活動の充実が叫ばれていますが、自社特許が他社製品に使用されているか、将来使用される可能性があるか、を判断するのは、そう簡単ではありません。

私も、企業勤務時代に、このような仕事をしたことがありますが、特許の知識・経験と技術の知見との双方が備わっていないと成果を上げるのは困難です。

TLOが思ったような成果を挙げられない、特許流通委員を増員しても成果が挙がらないのは、いわゆる目利き(専門家)が少ないということでしょう。

企業や大学は、休眠特許の活用を誰彼なしに依頼するのではなく、企業で多くの経験を積んだ人に依頼する方が効果的でしょう。

もっと真剣に考えるべき問題だと思います。



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内部告発

2010-05-28 21:00:53 | Weblog
政権交代があってから注目すべき内部告発(正確には組織を離れた人が内幕を暴露している)がされています。

一つは、外務省OBによる核持ち込み等の密約に関する告発です。
もう一つは、自民党の元官房長官による官邸機密費の使用に関する告発です。

何れの告発も国民にとって見逃せないものです。
これらの告発をした人は、現役を引退した、かなり高齢の方々です。
告発した理由は、彼らの言によると、高齢になったので、命が尽きる前に国民に真実を話しておきたいという、懺悔の気持ちだそうです。

今までは、「秘密は墓場まで持っていく」と言いながら亡くなっていく人が多かったのですが、最近は、亡くなる前に悪いことは懺悔の意味を込めて告発しようという人が多くなったのでしょう。

国民にとってはいいことですね。

事業仕訳と内部告発で、今まで隠されていた悪事が表に出てくるので、関係者はビクビクしているでしょうね。

悪い膿は全て出さなくてはいけません。

現政権も官邸機密費の用途公開を決定して実行して欲しいものです。
政権に就いてから、切れ味が鈍くなっているのが気になりますが。

参議院選挙が終わったら、少しは切れ味が増すのか、それとも刃こぼれをおこすのか、これからが正念場ですね。

両目をしっかりと開けて監視していきましょう。




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ネルソン・マンデラ

2010-05-26 20:23:51 | Weblog
NHKで、「ネルソン・マンデラ ~自由の名のもとに~」を放送していました。

南アフリカでアパルトヘイト政策の廃止を導き、初の黒人大統領に選ばれたネルソン・マンデラの軌跡を振り返るドキュメンタリー番組です。

王族の長のもとで育てられ、エリート教育を受けたネルソン・マンデラは、反アパルトヘイト闘争に身を捧げていきます。

南アフリカの黒人の自由を勝ち取るまで、想像を超える苦難を乗り越えて行くことになります。
ノーベル平和賞を受賞したツツ大主教やデクラーク元大統領、さらにはANC(アフリカ民族会議)メンバーなど、マンデラと関わった様々な人たちの証言等からマンデラの功績と南アフリカが自由を求めて闘った時代を振り返っていきます。

この番組を観て感じたことは、時代がネルソン・マンデラを求めていたということです。

つまり、現れるべき時に現れるべき人が出現した、ということができますね。

当時の南アフリカで、反アパルトヘイト闘争を行うことは、生命の危険を伴うもので、生半可な覚悟ではできません。

何か大きいことを実現するためには、生命の危険を顧みない覚悟が必要だということです。

かつて日本にも時代が求めた坂本竜馬のような人が活躍していました。

現在の日本では、ネルソン・マンデラ、坂本竜馬のような改革者の出現を望むのは難しいでしょうね。

間もなく行われる参議院選挙、未来の坂本竜馬、ネルソン・マンデラを期待して1票入れることにします。

いないかな~。



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講演依頼

2010-05-25 22:00:12 | Weblog
あるセミナー会社から講演の依頼がありました。

この会社の主催で、過去に4回程講演を行っています。
今回のテーマは、「ノウハウ保護と特許出願戦略」についてです。

ノウハウ保護についての講演は、過去に行ったことがありますので、講演資料のかなりの部分は使用でき、最新の裁判例、実務上役に立つワンポイント知識等の補充で済みそうです。

講演会の開催は7月下旬なので、職務発明についての論文作成と並行して実施できそうです。

9月以降に講演会の依頼がありそうなので、7月下旬は丁度良い時期です。
夏の暑さを吹き飛ばすような、インパクトのある講演にしたいと思っています。

乞うご期待ですね。



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短答試験

2010-05-24 18:59:34 | Weblog
弁理士試験短答試験も終わり、特許庁のHPに回答が掲載されました。
弁理士受験生のブログでも短答試験についてのコメントが数多く掲載されています。

私も司法試験の短答試験を5月9日に受けました。
受験機関の参考回答と照らし合わせて採点してみると、合格は厳しい状況ですね。
それでも旧司法試験の最終年ということで、どのような合格基準点になるのか分からないため、細々と論文の勉強を行っています。

弁理士短答試験を受験された方も、ボーダーライン前後にある方は不安でしょうが、合格発表までは、論文試験の勉強に専念した方がいいですね。
合否、どちらに転んでも論文試験の勉強が無駄になることはありませんからね。

合否は神のみぞ知る!!

運を天に任せて、勉強、勉強!!



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トラべリックス

2010-05-23 23:31:02 | Weblog
BS日テレ「トラべリックス」を観ました。

NHK「世界ふれあい街歩き」と同じように、一つの街を歩行者目線でジックリ楽しむ番組です。

今日の「トラべリックス」は、フランス・ブルターニュ地方の「サンマロ」と「モンサンミッシェル」を取り上げていました。

サン・マロ(Saint-Malo)は、イギリス海峡に面したフランス北西部ブルターニュ地方の城壁に囲まれた港町で、イル=エ=ヴィレーヌ県の郡庁があります。

サン・マロという名前は、6世紀ごろにウェールズからやってきたマクロウという修道士に由来しています。

サン(聖)・マクロウが縮まってサン・マロになったと言われています。

「フランス人にあらず、ブルターニュ人にあらず、サン・マロ人なり」という格言まであり、サン・マロ人の誇り高さと気性の荒さがうかがえます。





サンマロ旧市街の街並みです。
左の建物が、宿泊したホテルです。








サンマロは、美しい街で、もう一度訪れたい街の一つです。


モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)は、フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院です。

カトリックの巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」と称され、1979年「モンサンミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。














「モン・サン=ミシェル」は、一度は訪れたい世界遺産の第2位に選ばれています。
因みに第1位は、マチュピチュです。


「モン・サン=ミシェル」は、期待通りの美しさで、もう一度訪れたいですね。

本当に懐かしく観ることができました。

海外旅行に生きたい気持ちが強くなってきましたが、予算の関係上、来年までお預けでしょうか。



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クラス会

2010-05-22 21:01:13 | Weblog
中学校のクラス会に参加してきました。
会場は、上野駅近くの居酒屋「がんこ」です。

開催時間より早く着いたので、上野公園を散策しました。
桜の季節は終わっていますが、土曜日のお昼頃とあって大変な混雑です。

上野公園名物の大道芸を観ました。




この方、セクシー芸人と称しており、セクシーなバトン芸、手品を披露していました。
結構、楽しめます。


上野公園では、お祭りの季節らしく、お囃子、お神輿が見られました。









上野公園散策を楽しんで、会場の「がんこ」へ。
このお店は、1次会、2次会で良く利用しているので、幹事の名前を覚えていて、優先的に席を取ってくれます。

会場に着くと、皆さん集まっており、早速、乾杯しました。
今回のクラス会は、他の用事と重なって参加できない常連メンバーがいて、参加者は9人と少なめでした。

乾杯に続いて、各自の近況と、年配者ならではの話題、年金、健康の話に花が咲きました。
続いて、趣味と仕事の話になり、最近話題の「事業仕訳」「天下り」の話でも大いに盛り上がりました。

中学校のクラス会は10年以上も続いています。
開催頻度も3~4回/年と多いのですが、今年は、今回が最初のクラス会です。
今年は、2回程度の開催となりそうですね。

参加者の一人が、「クラス会に参加できるのは、大きな問題がない証拠なので、幸せだよね」と言うと、他のメンバーも頷いていました。

「無事これ名馬」ではありませんが、健康で生活を楽しむ余裕があるというのは、恵まれていますね。

神様に幸運を感謝して、お開きとなりました。

次回のクラス会を楽しみにしています。

幹事さん、よろしくお願いします。


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知的財産コンサルティング研修

2010-05-21 22:56:46 | Weblog
弁理士会主催の知的財産コンサルティング研修を受講してきました。
会場は、弁理士会館3階ホールです。

研修テーマは、「経営コンサルティングのための知識とスキル - 知的財産コンサルティングのための予備知識として - 」です。

・経営コンサルティングは何をやっているのか?
・経営戦略とは何か?
・知財戦略の前に技術戦略が必要!
・弁理士として経営コンサルティングを目指すということ
・能力として何を備えなければならないか?
について、ベテランの経営コンサルタントが分かりやすく説明してくれました。

企業の技術系マネージャーの必須知識で、何回かは研修を受けた内容ですが、企業経験のない方は、かなりハードルが高かったのではないでしょうか。
特に技術戦略の立案は、かなりの経験、スキルがないと難しいでしょうね。

今回の研修内容は、広い範囲の知的財産コンサルティングの基礎知識ということでしょうが、講師の方も説明されていたように、いろいろなタイプのコンサルティングがあるので、むしろ各種コンサルティングの実例を紹介した方が、イメージがわきやすかったのではないでしょうか。

弁理士会の知的財産コンサルティング研修を受講して感じたことは、かなり高度な業務を想定しているのではということです。

これでは、知的財産コンサルティングを始めようという気持ちが起こらなくなってしまうのではと心配しています。

私も知的財産コンサルティングの経験がありますが、一口に知財コンサルと言っても様々な業務内容があるので、各種知財コンサルの実例を紹介して、知財コンサルのイメージを掴んでもらった方が良いと思います。

今後の研修企画に期待しています。




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