熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

鹿に注意

2007-06-30 11:59:37 | Weblog



シカに注意の立て看板。
自宅から勤務先への自動車通勤途上で見かけました。
自宅から勤務先の事業所まで、車で7分の職住接近の恵まれた環境にありますが、自宅は神奈川県湘南の人口40万人弱の都市、緑は豊富にありますが、まさか「鹿」が出没するとは。本当に驚きです。

この鹿、近くの山林に住んでいたのでしょうか、それとも飼っていたのが逃げ出したのか(鹿をペットとして飼っている人がいるのかも疑問ですが)、現時点では不明です。

誰かの悪戯では、との声もありましたが、近くの自然公園に行ったところ、この立て看板を発見。




「さるが出ます」の下に、「近隣で鹿が目撃されています」の注意書き。
本当に出没するんだ。
鹿と遇ってみたいような、怖いような、複雑な気持ちです。
自然が豊富な、よい環境に囲まれて生活していることを実感します。


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読書

2007-06-29 19:14:03 | Weblog
私の好きなことの一つに読書があります。

最近は、知財、司法試験、語学等の勉強に時間を費やしていますので、それほど多くの本を読んでいません。

住所地の2つの図書館からそれぞれ2週間で6冊借りて読んでいます。
単純計算すると、年間312冊ですが、借りても読まない本、継続して借りる本もありますので、年間150冊位でしょうか。

最も読んでいた時期(10年~15年前)は、5つの図書館からそれぞれ2週間で6冊借りて読んでいました。単純計算すると、年間780冊ですが、実際は、350~400冊位でした。それでもかなり多い数です。

私の読書好きは、母の影響が大きいと思います。
今年、83歳になる母は、葛飾区柴又に住んでいます。
「年のせいか足が痛い」と言っていますが、それでも毎日買い物に出掛けています。

この母が読書好きで、今でも、実家から歩いて20分の図書館に、2週間に1回本を借りに行きます。
2週間で6冊読んでいるとのことですから、年間312冊読んでいることになり、私の読んでいる本の数とほぼ同じです。
我が母ながら、たいした人です。

時々実家に帰ったときに、母と作家・作品について話すことがありますが、私の知らない作家や作品が話題になり、話についていくのが大変です。

この母の影響で読書が好きになり、知的好奇心が高まり、研究者として充実した仕事をし、知財業務を生涯の仕事とすることができました。

母がいつまでも元気で、読書を楽しんで暮らしていければと、願っています。
7月末に、また実家に帰ります。
母の話についていけるように、読書の量を増やさなければ。

図書館に行きますので、失礼します。



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創作和食料理

2007-06-28 22:27:51 | Weblog
久々に創作和食料理のお店「天青」で食事をしました。
本日の献立は、「吟望」、野菜、肉、魚のバランスが良く取れた料理です。





先ず、前菜です。



鴨と水菜のお浸し、トマトのカルパッチョ等、アイデアに溢れた前菜です。



次に、豆腐のスープが出ましたが、写真を撮るのを忘れるほどの美味しさでした。


そして、太刀魚の大葉蒸し梅のソースです。



梅のソースがさっぱりしてよい味を出しています。



本日のメイン「みやじ豚のオーブン焼き」です。
長女の中学時代の同級生がプロデュースした豚肉です。
とても美味しくいただきました。





最後にデザート。
小豆入りのアイスクリーム、バナナムースのコンビネーションも絶妙です。




何度来ても飽きない創作料理です。
シェフに感謝してお店を後にしました。



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論文試験

2007-06-27 17:21:14 | Weblog
司法試験の基礎講座の講義前に講師が雑談と称して、弁護士実務、試験についての話をします。

今回は、法廷傍聴をした際に、裁判官が居眠りしていたのを見たと言う受験生の話から、弁護士実務として、裁判官を居眠りさせるような証人尋問はしてはいけない、準備書面はメリハリを付けて作成することが重要であると述べていました。

そして、論文試験の答案作成について触れ、「論文の答案作成も同様で、メリハリを付けることが重要です。具体的には、問題文から論点を抽出し、論点が例えば、A・B・Cとあった場合、先ず論点の記載順番を検討します。これはどの受験生でも行う必須作業です。
差がつくのは、論点のメリハリ、すなわち、重要度付けです。この重要度は、問題文で多く触れられている部分が、出題者が受験生に記載して欲しいと望んでいる論点で、その論点を厚く記載します。他の論点は自説のみ記載し、反対説は記載しないか、あっさり記載します(もちろん論点は全て記載します)。」

なるほどね~。参考になります。
振り返ってみると、弁理士論文試験では論点をベタに記載し、メリハリを付けて記載はしなかったように思います。

弁理士試験で複数の論点の記載を問われる場合は、それほど多くないと思いますが、少なくとも出題者の意図した内容の答案を作成するように留意すべきです。

そのためには、問題文を注意深く、何回も読むことが必要です。
1年間の努力が実を結ぶか否かの重要な場面です。
慎重に慎重を重ねて、出題者の意図を正確に読み取る努力をして下さい。



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特許研修

2007-06-26 19:52:37 | Weblog
本日、関連会社の技術者を対象とした特許研修を行いました。
定年間近ですが、関連会社の知り合いの方に頼まれ、最後のご奉公にと、引き受けました。

「発明の特定・発明提案書の作成」について、事例演習を中心とした1日研修です。3年前に技術系新人を対象として作成した、「特許出願演習コース(2日間)」の短縮版です。と、言っても、その内容を大幅に変更していますので、実質的には別の研修です。

研修テキスト作成、演習事例作成に2週間程度費やしましたが、まあまあの出来映えです。基礎講義(1時間半)、簡単な事例演習2件(1時間)、本格的事例演習1件(個人検討+グループ討議、3時間半)を1日で実施するタフなコースです。
なんせ初めての研修なので、時間配分、受講生の理解度等、気になりましたが、概ね良くできたと思います。

来週、もう一グループに対して同様な特許研修を行う予定です。
ただし、本格的事例演習は、新しい事例を使用しますので、今回の研修と同様に、時間配分、受講生の理解度等、気になる点は同じです。

特許研修のテキスト作成、演習事例作成等に時間をかなり費やすしんどい仕事ですが、受講生が満足してくれたときは、苦労が吹き飛びます。

明日から、特許研修の準備作業を開始します。
受講生が喜んでくれると良いのですが。



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裁判員制度

2007-06-25 19:37:45 | Weblog
今日の日経朝刊に「裁判員制度と事件報道」についての記事が掲載されていました。
裁判員制度のスタートが二年後に迫る中、公正な裁判を実現するため、メデイアによる事件・犯罪報道のあり方を見直す必要があるのではないかとの議論が盛り上がりつつあるそうです。

これは、被告を犯人と決め付けるような報道が繰り返されると、裁判員に予断を与えかねないと考えられるからです。
表現の自由、報道の自由を守りつつ、どう懸念に応えていくのか、日本新聞協会も検討を始めているそうです。

容疑者、被告は裁判で有罪とされるまでは無罪と推定され(推定無罪)、裁判は証拠のみに基づいて審理されるのが刑事裁判の大原則です。
しかし、メデイア、特にテレビのワイドショーの報道は、かなり偏った報道がなされます。また、コメンテーターが感情に左右されやすい人が多く、視聴率を上げるための過剰な演出も目立ちます。

松本サリン事件のような誤った報道があると、裁判員が影響を受け、冤罪が起こる危険性が高いと思われます。
メデイアの冷静な報道が望まれます。

何年か前に、東京地裁で、日米模擬裁判が開催され、それを見学した経験があります。この模擬裁判は、同じ特許権侵害事件を日米の模擬裁判を行い比較するというものです。

日本の裁判は、当時東京地裁の三村裁判長が判事を務め、弁護士が原告、被告の代理人として審理がなされました。
米国の裁判は、陪審員制度で審理され、会場から選ばれた陪審員が、原告、被告の代理人である弁護士の主張を聞き、判決を出します。

この結果は、正反対のものとなり、会場が大きくどよめきました。私は、日本の裁判結果と同様に、米国の裁判でも被告勝利でしたが、なぜ陪審員が正反対の結論を導いたのか理解できませんでした。
その選ばれた陪審員の中に、大学院のゼミ生がいましたので、後で、そのことを質問したところ、陪審員の中に、声の大きい人がいて、その人にリードされて正反対の結論がでたそうです。
後で冷静に考えてみると、被告勝利が正しいことが分かり、ムードに影響されることの危険性を強く感じたそうです。

裁判員制度を有効に機能させるためにも、メデイアの冷静で、正しい報道が望まれます。


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紫陽花

2007-06-24 13:16:39 | Weblog


我が家の庭に咲いている紫陽花です。
この他にも、チューリップ、黄花コスモス、カラー等が私達の目を楽しませてくれます。
料理に大活躍する植物、柚子、山椒、茗荷、大葉等も育てています。

もっとも、これらの植物を育てているのは、私ではなく妻です。
定年退職後に、庭の草むしりを担当するように申し付けられています。

定年退職後にしたいことは、現在行っている勉強(司法試験受験、宇宙物理学、知的財産権法、英会話)、運動(水泳、ウオーキング)の継続と、中断していた陶芸の再開、水彩画、器楽を新たに始めることです。

庭の草むしりにどの程度の時間を割けるのか、妻とのタフな交渉が始まります。
交渉結果は、2ヵ月後に明らかになります。
負けは見えていますが。


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論文試験

2007-06-23 16:44:43 | Weblog
弁理士論文試験まであと8日です。
昨年の今頃何をしていたのかと、スケジュールノートを見ると以下のような直前勉強をしていました。

日曜日:特・実の論文全文書き1問・答案構成4問、四法対照条文読み込み、基本レジメ
月曜日(通常勤務):意匠の上記内容
火曜日(通常勤務):商標の上記内容
水曜日(有休):特・実の上記内容
木曜日(有休):意・商の上記内容
金曜日(有休):特・実の上記内容
土曜日:特・実・意・商の四法対照条文読み込み、基本レジメ

論文全文書き、答案構成、基本レジメについての説明は不要と思いますが、四法対照条文読み込みについて、少し説明が必要です。
PATEC社の四法対照条文集を2冊購入し、1冊は短答試験用の書き込みを行い、他の1冊は論文試験用に、条文の趣旨、理由付け、論点の書き込みを行い、これを読み込んでいました。

実は、昨年の勉強方法は、それまでと大きく異なっています。
従来、論文直前は、インプット(知識獲得)に専念し、アウトプットは受験機関の直前書き込み以外行っていませんでした。インプットも基本レジメと、各種受験機関の論文答練解説書、各受験機関の予想問題の読み込みを行っていました。

従来の勉強方法に限界を感じていたので、思い切って勉強方法を変更しました。
すなわち、アウトプットである論文全文書きと答案構成を中心に勉強を進め、基本に立ち返って、基本レジメと四法対照条文集による趣旨・理由付け・論点の読み込みを集中的に行いました。

結果として、この変更が功を奏し、論文合格に結びつきました。
また、この変更した勉強方法は、思わぬ副次的効果を生みました。
それは、口述試験に大いに役立ったことです。

受験勉強の方法は、ある程度継続して行わないと効果の確認ができませんが、マンネリに陥っている、実力が思うように伸びない場合は、思い切って勉強方法を変更することも検討した方が良いと思います。

論文試験を受験する方が、普段の実力を発揮して、合格されることをお祈りしています。



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無形資産への課税

2007-06-22 19:32:33 | Weblog
6月22日の日経新聞朝刊に、「移転価格税制で国税庁が無形資産への課税範囲例示」の記事が掲載されていました。
企業が海外子会社との取引であげた利益への課税を調整する「移転価格税制」について、国税庁は新たな運用指針を月内に公表するそうです。

「移転価格税制」は、日本企業が海外子会社に通常の取引よりも安い値段で販売すれば、日本企業の所得が減って国内での納税額が少なくなる。
移転価格税制はこうした課税所得の海外移転を防ぐため、子会社との取引を通常価格に戻して課税する仕組みです。

7年前に、早稲田大学大学院で勉強していたとき、特許法研究の授業に、国税局の人が出席していました。この人は、経済学部修士課程で勉強しており、何で特許法研究の講義を受けているのか、その理由が分かりませんでした。
偶然、この人と私が同じ発表グループになり、「間接侵害」について発表することになりました。発表の事前打ち合わせで、この人が特許法についての知識がほとんどないことが分かり、結局、私が一人で報告することになりました。

なぜ特許法の講義を受けているのですか?と、聞いたところ、「日本企業と海外子会社との取引で、通常より安い価格で販売するため、日本での税収が減収する。これをなんとかしたい。それと、特許等の無形資産への課税も検討したいので、専門的な知識を得るために受講している」とのことでした。

この発表が縁で、私が特許法の知識をこの方に、この方が税務知識を私に講義する、私ゼミが発足し、3ヶ月間続きました。
この方とは、今でもメールでのお付き合いがあります。

この方が、今回の無形資産への課税について関係しているのかは不明ですが、おそらく中心的な役割を担っているのでしょう。

7年前の私の講義が、こういう形で現れてくるのも、何かの因縁ですかね。
今度、お会いしたら質問して見ますか。
公務員の守秘義務があるので、答えることはないでしょうが。



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勉強の方法

2007-06-22 00:15:41 | Weblog
企業の研究所に20年、知財部門に15年勤務し、新人教育に携わった経験から言えることは、新人の実力を向上させる方法として一番重要なことは、良い指導者について正しい方法で勉強することです。

これは受験勉強でも同様だと思います。
司法試験の勉強方法を例にして説明します。
先ず、良い指導者を選びます。
私が司法試験の基礎講座を選ぶときに、各受験機関のガイダンスを聞きました。
このガイダンスでは、講座の進め方、講義内容、勉強方法等を説明してくれますので、自分に一番合った講師・講座を選びます。

それから、これが結構大事なことですが、ガイダンスで講師と波長が合うかを確かめます。具体的には、講師の説明方法、話し方、外見、等が自分と波長が合うか、つまり、講座を受講していて講義内容以外に気になることがないかを確かめます。
これは、講座の進め方、講義内容、勉強方法等が自分に合っていても、話し方等が気になると、講義内容が素直に理解できないことがあるからです。

このようにして、講師と講座を選んだら、その講師の言う通りに勉強していきます。つまり、一度講師を決めたら、最後までその講師と運命を共にする(ちょっとオーバーですかね)ことです。これが早く合格する秘訣だと思います。

私は、司法試験基礎講座のガイダンスを聞いて、自分と波長の合った講師を選びました。その講師が薦める勉強方法をご紹介します。

講師が強調したのは以下の2点です。
①予習はしないで、復習をしっかりする⇒知識がない段階で予習すると、誤って理解するので、講師の説明が理解し難い。したがって、予習をしないで白紙の状態で講義を受け、復習をしっかり行い知識を定着させる。
②自分なりの復習方法を確立する⇒単語帳の活用、重要事項をA4の紙に纏める、テキストにマーキングする等の方法を確立する。

基礎講座では、講義の始めに、前回の講義の重要点を10項目程度に纏めた問題を出します。
9項目が、意義、趣旨、要件、効果、論点についての問題で、1項目が小論文形式の事例問題です。
この問題について、受講者の回答を基に簡単な解説を行います。これが復習になります。私は、講義の終了後にA4サイズの紙の表面に10項目程度の問題を記載し、裏面に回答・解説を記載します。
この作業をすることで知識が確実に定着します。また、このA4用紙は本試験直前の勉強にも利用できます。

講座の受講開始後1ヶ月間で、復習方法を確立することに注力し、それ以外に手を広げることは要求されません。
1ヶ月経過して復習方法が確立すると、勉強の範囲を少し広げます。
具体的には、短答試験の枝別問題集を用いて勉強します。つまり、基礎講座で勉強した範囲について枝別問題集を解いて復習するわけです。
これにより、より知識が定着できるとともに、短答試験の勉強にもなります。

以上、現在まで2ヶ月間基礎講座を受講した経験を基に勉強方法をご紹介しました。弁理士試験の勉強にも参考になると思います。


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