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熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

人手不足が賃金アップと生産性向上を実現する

2025-04-09 20:56:41 | ビジネス
少子高齢化と人口減少に襲われている日本ですが、何年も前から分かっていたことなのに有効な対策を行わず、いよいよダメかな~となると動き出す。

働き手が不足すると、企業は高賃金などの労働条件を良くして従業員を集めるので、結果として賃金が上昇する。

賃金の上昇や原材料の上昇をそのまま価格には反映すると、消費者離れを招くので、ITを活用して生産性を向上させる。

しばらくぶりに外食をすると、お店の受付もタッチパネルで席を指定されて、注文はタブレット、料理は従業員が運んできますが、支払いは無人の会計システム。

少人化が徹底していますね。

従業員の賃金アップと原材料の高騰も自動化で対応できれば、販売価格の大幅な上昇を招くこともない。

やはり日本経済は外圧がないと変わらない。


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ネットの「こちら側」と「あちら側」

2025-03-30 18:24:38 | ビジネス
グーグルにあって日本企業になかったのは何か。

画期的なヒット商品で世界を席巻したソニー(現ソニーグループ)がインターネットの到来とともに輝きを失った頃、グーグルに移籍し、のちに日本法人社長を務めた辻野晃一郎氏がグーグルで感じたのは、日本企業が失ってしまった「目線の高さ」だったそうです。

日本企業はなぜ競争力を失ったのか?

辻野さんは、「ソニーを2006年に辞めた際、自分なりに深く考えたテーマでもあります。グーグルに入って、その理由がはっきりと分かりました。
 ソニーはもともとインターネットとは関係のない会社であり、電子機器や家電を作り、全ての価値は手元のデバイス(機器)の中にあると考えた。
 これに対し、グーグルをはじめ世界を席巻する「GAFAM」は、ネットの「あっち側」に価値を見いだした人たちが作った会社です。ネットを通じて人や情報をつなぐことが経済価値を生み出すという発想です。
 ネットの「こっち側」、手元にあるデバイスに価値を見いだし、それにこだわってきた日本企業は、気付いたときには手元に価値が残っていなかった。僕はそういう感覚を持っています。」と述べています。

日本企業はなぜ「あっち側」の価値に気づかなかったのでしょうか?

「いま世界で勝っている連中は「生態系を作る」という視点を持っています。日本は目に見える携帯電話などのデバイスばかり見て、生態系を作るのに失敗しました」

ネットの「こっち側」と「あっち側」という表現が面白かったですね。

私も企業勤務時代によく似た経験をしています。

特許の社内データべースを活用しているソフトウエア―技術者と話をしているときに、その人が「知財部門の人、特に管理者の人たちはソフトを必要以上に怖がっているので活用しにくい」と言っていました。

良く聞いてみると、「ソフトウエア―は実態が見えないのでハードウエア―の仕事をしていた人たちは、何が起こっているのか理解できずに怖がっているのでは?」と言うことらしい。

私は好奇心旺盛なので、ソフトを活用することばかり考えていました。

ネットの「こちら側」の人は、目に見えるハードウエアは理解できるが、「あちら側」の世界は目に見えないソフトの活用なので理解できず、したがって興味もないということでしょうね。

視点を変えることが重要なのですが、成功体験が邪魔をして視点を変えるのが怖いのでしょう。

若い人に任せるしかないのでは・・・

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割安の日本買い

2024-12-18 19:50:27 | ビジネス
福島県いわき市の温泉リゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」の運営会社 常磐興産が、アメリカの投資ファンドに買収される見通しとなりました。

このような動きは各産業で進行していますね。

円安で日本の事業の買収が割安に感じられるらしい。

だいぶ前ですが、日本企業がニューヨークのロックフェラーセンターを買収するという騒ぎがあったことを思い出しますね。

あの当時は円高で米国で買収することが割安感が出ていたのでしょう。

様変わりですね。

日本が貧しくなったことを実感します。

円安のため海外旅行も行けず、国内旅行も外国人旅行者相手で宿泊料金やレストランの食事代も爆上がりで控え気味。

円安で観光業で生きるしかなくなったのか。


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あの船井電機が・・・

2024-10-24 22:35:00 | ビジネス
老舗AV機器メーカーの船井電機(大阪府大東市)について、東京地裁が24日、破産手続きの開始決定を出したことが地裁などへの取材で分かったそうです。

帝国データバンクによると、同社は2024年3月期末時点で約461億5900万円の負債を抱えていました。

船井電機の本社では24日午後、破産管財人に選任された片山英二弁護士らによる緊急説明会が開かれ、参加者らによると、従業員に対し、本日をもって解雇になる旨が伝えられたそうです。

10月分の給料は支給日の25日に予定通りには支払うことができず、退職金は基金から支払われるとの説明があったということですが、社員にとっては寝耳に水で、ビックリしたでしょうね。

私は、幸いなことに勤務していた企業が倒産するという悲劇に出会ったことがありませんので、船井電機の社員の方々がどのような心境なのかは想像するしかありません。

将来に対する不安が大きいでしょうね。

子供が独立していない家庭の不安は大きいでしょう。

社員の方々が新しいお仕事で頑張っていただけることをお祈りしています。


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インテルが?

2024-09-21 19:21:37 | ビジネス
驚くような記事が配信されていました。

「業績不振に陥った米インテルの救済に向けた動きが本格化してきた。米クアルコムがインテルに買収を打診したことが20日に明らかになった。実現すればテクノロジー業界で過去最大規模の買収となる。米政府がめざす半導体産業の復権を背負うインテルを軸に、再編の機運が高まっている。」

 インテルと言えば半導体の王者というイメージしかありませんでした。

知財戦略の成功例としても取り上げられていましたね。

それが凋落とは・・・

インテルの凋落の原因は、製造上の問題、製品の遅れ、市場シェアの低下、過去3人のCEOによる戦略転換の失敗にあるそうです。 

モバイル向けチップへのシフトに乗り遅れ、コスト削減に注力し過ぎ、長引く製造上の問題を解決し、新しいチップに投資する代わりに、自社株を買い続けていたことが原因のようです。

最近のビジネスの変化は速いですね。

まさかインテルが買収されるという話が出ているとは・・・

この先が読めませんね。

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経団連会長の企業が赤字とは・・・

2024-05-18 20:47:35 | ビジネス

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マイナス金利解除

2024-03-19 21:03:21 | ビジネス

日銀がマイナス金利政策の解除を宣言しました。

住宅ローン金利など借り入れに伴う負担が増すものの、預金利回りの上昇が期待できます。

長年続いた異例の金融緩和で、超低金利が定着していた金融界だが、「金利のある世界」の到来に対応する動きが出てきましたね。

金利のない世界で長く楽をしていた企業経営者は、ビジネスの世界から退場することになりますね。

私の現役時代は金利のある世界が当たり前だったので、資産運用やローンを組むことも勉強して真剣に考えていましたね。

これから金利のある当たり前の世界になっていきます。

甘い考えを持っている人は勉強し直さないと大けがをします。

 

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黒船に頼るしかないのか・・・

2024-02-24 20:25:39 | ビジネス

半導体受託製造の世界最大手「台湾積体電路製造」(TSMC)は24日、熊本県菊陽町に建てた日本初の生産拠点となる第1工場で開所式を開きました。

あるテレビ番組でTSMCの地元経済への影響を取り上げていました。

不動産価格はバブル並みに値上がりして、勤労者の賃金も東京より高いらしい。

お店の売り上げも伸びており地元経済は黒船の襲来を喜んでいますね。

それにしても日本企業の存在感のなさは深刻です。

雇用拡大も景気浮揚も海外企業の進出にるしかないらしい。

日本の企業には雇用の拡大も経済浮揚も期待できないとなると政府は海外から進出する企業に対して補助金(支援金)を出し続けることになる。

円安による日本の価値低下を利用した海外からの旅行者拡大に頼るか海外企業の誘致に頼るしかないとは、何とも情けない話ですね。

 

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段ボールの活用範囲が広がっている

2023-09-09 22:05:44 | ビジネス

NHKの番組で段ボールの新たな活用方法を取り上げていました。

幼稚園などで遊具として使用されています。

低価格で軽い、簡単に組み立てできる、しかも頑丈、必要がなくなったらバラシテ資源ごみとしてリサイクルできる、などの利点が多い。

家具としても利用されています。

タンスなどの収納家具やベッドなど、やはり低価格、軽いので移動して掃除しやすい、頑丈なので長持ちする、資源としても利用できるので、高齢者や単身世帯などで利用が急増しているようです。

機能的には何の問題もないので、見てくれにこだわる人以外は段ボールでいいのでは・・・

私も機能重視派なので、ダンボールベッドにしようかな・・・

 

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国家プロジェクトよりも民間企業に任せる方が良いのでは?

2023-08-23 09:03:46 | ビジネス

愛知を拠点に三菱航空機が開発していた国産初のジェット旅客機、MRJは、ニッポンの航空産業の中核として量産化が期待されていましたが2023年2月、ついに計画の中止が発表されました。

国家プロジェクトの典型的な失敗例ですね。

これに対して、民間企業の成功例になるのではと期待されているのが、私が勤務していた富士フィルムホールィングです。

富士フィルムホールィングが「医療の巨人」への変貌を目指しています。

バイオ医薬品の開発製造受託(CDMO)事業で2026年にスイスの同業ロンザを抜いて製造能力で世界最大手を狙うというのですからすごいですね。

医薬品の製造受託市場は28年には約37兆円となる見通しなので、小株主としても巨大市場の覇者となれる

か楽しみですね。

国家が金だけでなく口を出してくると、官僚や政治家の個人的利益が優先されてしまうので、失敗に終わることが確実です。

民間企業は、経営者が個人的な利益を優先すると、株主代表訴訟で退場させられるので、失敗する確率が低くなります。

官僚や政治家の利益が優先される国家プロジェクトは、どのような美辞麗句で飾ろうとも信用してはいけませんね。

 

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