間違えて覚えたベビーサイン

数ヶ月前に、ベビーサインの本を借りて読んだことがあった。

赤ちゃんがこのサインを覚えてくれたら、コミニュケーションが楽しくなるなあ、ステキ、と思ったのだが、そもそも親が、そのサインを覚えられない。

なので、すぐに断念したのだが、そうは言っても、唯一私の記憶に残ったベビーサインが、「おいしい」。
私が読んだ本によると、おいしい、のサインは、頬を手でポンポンと触る仕草をする。

なので、ベビーサインに食いついていた当初は、食事の時にはしつこくこのサインをして、なんとか娘に覚えさせようとしていた。

その当時、たしかまだ10カ月とかそのくらいだった娘。一向にやる気配なし。

なので、唯一覚えたサインも、私自身が娘に見せる回数が減っていった。

そしてここ1ヶ月くらいだろうか。食事の時に、私が「おいしい」と言うと、娘が、自分の頭をポンポンと叩くようになった。
最初は、「はて、何かな？このジェスチャーは？」と疑問だったが、少し考えて、あーこれは娘なりの、おいしい、のサインだな、間違って覚えたのだね、と合点。

試しに、何度かおいしい、と言ってみると、その都度、自分の頭をポンポン叩く。

おもろい。

そして今日。義実家に預けていた娘を、迎えに行くと、義母が不思議そうに、「よく頭を叩いていたけど、どういう意味かなあ？」と言ったので、意味を教えておいた。

きっと正しいサインを覚え直させることは難しいだろうと思うが、これはこれでかわいいしおもしろいので、これからも頭ポンポン叩く娘を楽しみたいと思う。




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