憲法九条2項

護憲の立場から発言する。特に九条2項の交戦権否認を守る仲間を拡大する。

死刑囚の処刑を急ぐ鳩山法相に疑念を持った。

2008-06-18 16:32:42 | Weblog
「正義の実現と法の支配を守るため」
 鳩山法務大臣が死刑執行に胸を張った。
「慎重の上にも慎重に検討した結果、
 絶対に誤りがないと自信を持って執行できる人物を選んだ」
 とも述べている。

●法務大臣在任中の死刑執行13人は過去最多であると言う。
 死刑執行をなぜこれほどまで急ぐのか?
 その回答が『正義の実現と法の支配』という事である。

 だが、
 処刑執行に疑問を持つ1人である。!

①政界に正義があるのか?法の支配があるのか?
 政治世界から“正義&法の支配”はナンセンス!である
 正義も法の支配も政治には通用しないのでは?
*イラク陸自航空空輸活動に憲法違反判断が下された
 政治の反応は無視である。
 とても法の支配を大事にしている国とは言えません。
*近々の民意の内閣問責決議案を
 衆院の数の暴力が否定する。
 政治に正義があるとはナンセンスである。

②死刑の廃止を推進する議員連盟の亀井静香会長は
 「ベルトコンベャーのように処刑をしていくのは
  異常事態だ。
  死刑を執行しても凶悪犯罪はなくならない」
  と抗議している。
*絶対誤りがないと言い切れないであろう。
*法相は亀井先生の主張に耳を傾けるべきであろう。

③犯罪被害者の
 「被害者と加害者との出会いを考える会」
 対話を閉ざす死刑執行には
 必ずしも賛成をしない。
 死刑執行は
 法務省や大臣の権威にこだわるためではないかと
 疑問を呈している。
*法相の正義との主張に疑問符が付けられる。

●難問ではある
 が、
 鳩山法務大臣が短期間に13人処刑を執行した
 なぜだ?
 疑問は大きく残る。
*国家&法務大臣が残虐な刑を執行する
 権力の乱用ではないのか?
*権力には人殺しが許されている
 正義と法の支配が必要であると主張するが
 権力と言えども殺人行為を許されない学説もある。

●厳罰主義が強まる司法界&世相に
 一抹の不安を感じている。
 わたしは
 死刑廃止を考える議員連盟を支持する1人である。