憲法九条2項

護憲の立場から発言する。特に九条2項の交戦権否認を守る仲間を拡大する。

理想に近づける努力が本筋ではないのか

2006-11-05 13:34:27 | Weblog
どう考えても変だよ間違いだよとしか思えない。

*識者の談話『現場と乖離した学習指導要領』
要旨は、大学入試に必要ない世界史等教科の履修は生徒も望まないし・学校現場でも必要としない。現実との乖離が大きい。この矛盾を解決するには、高等学校教育現場に合わせた指導要領に改定する。若しくは、教科選択の自由裁量権を現場に与える。もっと現場に自由を!。と言った主張と受け止められる。
識者の多数意見なのか?それとも一新聞の取り上げた一識者の意見なのか?記事からは判断しかねる。が、この主張に同調することは出来ない。
*私見は「学習指導要領」が正常な人間教育に必要内容との認識に立つ主張である。高校教育現場が、人間教育の目標を失い・大学予備校化して、社会に迎合した誤りを犯していると認識する。現場が初心に帰り人間教育に方針転換をするべきである。人格の完成を教育の目標に掲げる教育基本法の精神である。玉川学園に小原国芳と言う”全人教育”を主張した教育学者がいた。この視点こそが教育が目指す理想像との考えを持っている。理想を捨て現実に近づけるのではない!逆である!
『教育界は理想追及の挑戦を忘れない・理想を追い求める教育世界を期待する』

変なのは政界にも蔓延する風潮がある。
自民党総裁の任期6年内に憲法改正を目指す発言!憲法9条の認識が「時代にそぐわない典型的条文。日本を守る観点と国際貢献を行う上でも改正する」改憲理由は「占領軍により与えられた憲法である・新しい憲法制定の精神が新しい時代を切り開く」時代錯誤の発想が続けられている。
私見は、『これも逆である。現実の世界の戦争社会に迎合するのでなく。我が憲法の平和理念・人類の理想社会実現に向けて・日本がリ-ダになるべきである。61年日本は殺す戦争をしていない・この事実を世界に向けて発信する総理であるべきです。
総理が、そんなだから、自民党の中川昭一政調会長・麻生太郎外務大臣の核保有論議容認(実質的には核保有)発言になる。これが捨て置かれる政界に危惧する。

*現実追従に流れる社会は破壊への道につながる。夢と希望理想に努力する社会を!