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山暮らしあれこれ

田舎にUターンして感じたことなど

漬け物用干し大根

2012-11-15 | 食物
11月に入って風もめっきり冷たくなり、
大根を干す農家が目につくようになった。

それを見た母は、さっそく畑から大根を抜いてきた。
大根4本を一組にして、葉の部分をひもで縛り、さおに振り分けてかける。



今回はビニールハウスのパイプにかけている。
昔は、ていねいに葉も切り取り、すだれのように軒下に吊っていた。

葉をつけておくと、大根の養分が葉に供給されよくないようである。
また、夜露や雨に当たらないように軒下などが好ましい。

最近は、軒下吊ると邪魔になるし、野ざらしでも味はそう変わらないだろうと、
もっぱら、ビニールハウスのパイプにかけている。

漬け物用の干し大根もこの季節の風物詩の一つとして、いいものだ。

唐箕(とうみ)

2012-11-14 | 道具
そばを収穫してから天日干しをして、
2週間くらい経ったら脱穀しようと思っていた。

米を作っていた頃、足踏み脱穀機があったが、
もう処分してないので、手作業でやるしかない。

そんな中、母が何とそばの脱穀を手作業でやってくれた。
草刈りや玉ネギの植付けも終わって手持ちぶさただったのである。

あとは、実の入ってないものやそばわらのクズなどを取り除かなくてはいけない。
母が、そういえば唐箕(とうみ)が取ってあったことを思い出した。





昔は木製であったが、スチール製に買い替えたので、まだ十分使える。
上の口は、漏斗(ろうと)といって、穀物を落下させるところである。

手回しハンドルは、風を送るためのもので、
左側の口と下の二つの口は、振り分けられたものが出てくるところ。

手回しハンドルで風を送りながら、漏斗から穀物を少しずつ落下させると、
三つの出口から選別されたものが出てくるのである。

下の右の一番口からまともなもの、左の二番口から実の入っていないしいら、

左横の出口から一番軽いそばわらのクズなどが出てくる仕組みである。


さっそく、母が昔を懐かしむかのように慣れた手つきで処理してくれた。
選別したきれいな実だけをゴザの上に広げて干した。

唐箕も久しぶりに出番があって喜んでいるのでは。
今度、麦づくりもやるので、うまくいけばまた出番がある。


ちなみにこの唐箕は、吉徳農機(新潟県)のニイツ式トーミ(B-300)である。

製造番号で調べてもらったが、昭和61年以前ということしかわからなかった。

自然医食?

2012-11-13 | 健康
自然医学の第一人者である森下敬一博士は、次のように言っておられる。
病気を治すのは、医者や薬ではない。自分自身の体に備わっている自然治癒力である。

病気を治す方法を自然医学の理論に基づいた「自然医食」と名付けておられ、
基本的な考え方を、次の4つの原則にまとめておられる。

1.発ガン物質である肉、卵、牛乳、白米、白砂糖、化学塩、化学合成物質(化学調味料、
 保存料や着色料など添加物)の入った加工食品などを食べない。

2.主食は、玄米を中心とした雑穀を加えた玄米・雑穀ごはんを主食にする。
 玄米5割、キビ、アワ、ハトムギの雑穀とアズキ、クロマメなどを合わせたもの5割が理想。
 この玄米・雑穀ごはんをとにかくよく噛んで(一口100回以上)食べる。
 主食の量は食事全体の1/2から2/3に。

3.副食には「季節の野菜」「海草」「小魚」「発酵食品」を。野菜は可能な限り、無農薬・有機農法で
 作られたものにする。根菜は皮つきのまま使う。発酵食品である「みそ汁」をプラス。
 副食の割合は、多くしすぎないことが大事。

4.調味料は、昔ながらの製法で作られた添加物の入っていない本物のみそ、醤油、植物油(圧搾法
 によるもの)、自然塩、保存料などの入っていない自然酒に限る。甘味は塩分の使い方、自然酒、
 タマネギの活用などによって素材がもっている自然の甘味を引き出す。

以上を基本として実行すれば、腸内の細菌のバランスが整って発ガン物質が発生しにくくなり、
野菜の葉緑素などで血液が浄化され、玄米・雑穀で細胞が元気になり、自然治癒力が高まる。

そうすれば、ガンや慢性病の予防はもちろん、この自然医食を厳密に実行することで、ガンを治す
こともできるそうである。

今は、田舎生活で自然農法に挑戦したりしており、できるだけこれに近い食事に心がけたい。
これが実行できれば、健康寿命が伸びるどころか、病院にかかることもなく自然死も可能となるだろう。

避けるべき食品

2012-11-12 | 健康
肉などの動物性食品を摂りすぎるとポリープができやすく、
さらに砂糖が加わるとガンになるという話を食養勉強会で聞いた。

自然医学の第一人者といわれる森下敬一博士が、最も避けるべき三大食品は、
動物性タンパク質の「肉」「牛乳」「卵」だと言っておられる。

この三つは、腸の中に腐敗菌などの有害な細菌を繁殖させてしまい、
これにより毒素が発生して血液の中に取り込まれ、ガンなどの病気を発生させるそうだ。

この動物性タンパク質は、現代栄養学では良質のタンパク源となる食品として推奨されている。
しかし、動物性タンパク質、特に肉類は体にガンを招く発ガン食品の筆頭であるとのこと。

ガンを作る食物としてあげられているのは、次のとおりである。
●動物性タンパク食品(肉、牛乳、卵など)、●精白食品(白米、白パン、精白小麦粉製品)、
●化学調味料類(化学塩、化学調味料、だし類など)、●白砂糖食品(白砂糖、チョコレート、
アイスクリーム、ケーキ類など)、●食品添加物入り加工食品(粘着剤・人口甘味料入りかまぼこ・はんぺん類など)、
●動物性脂肪(バター、ラード)、●不自然な植物性脂肪(マーガリン、化学的抽出剤使用の植物油)、
●油の酸化が気になる食品(市販の天ぷら、フライ類、ポテトチップス、その他揚げ菓子)、
●大魚の部分食(刺身、切り身)

これらの食品は、腸の中で腐敗を起こしやすく、ガンの原因になるので、これらの食品を避け、
腸内細菌の性状を健康に保つことが、ガンにならない、そしてガンを消すための第一歩だそうだ。

これをみると、食べるものがないと思う。
しかし、ガン体質に近づく食事ということであれば、極力減らしていく工夫が必要であろう。


すし桶

2012-11-11 | 道具
たくさんの人が集まったときに重宝する器がある。
ちらし寿司や混ぜご飯など作るときに使うすし桶である。

昔使っていたものと、最近のものを並べてみた。



昔使っていたのが左で、柿シブが塗られ、
何ともいえない味わいのある色になっている。

構造は、細長い板を円筒形に並べてタガで締めて、底板をつけてある。
昔のは竹のタガであるが、最近のは金属のタガである。

すし桶に炊きあがったご飯を入れると、水分を吸収してくれ、
適度の水分量の酢飯がつくれるそうだ。

正式には、ご飯と酢を混ぜ合わせるための器は「飯台」といい、
できあがったにぎり寿司やちらし寿司を入れる器を「すし桶」というらしい。

飯台は水分を吸収する塗りのない白木のもの、
逆にすし桶は、水分を吸収しない塗りものがいいらしい。

にぎり寿司や酢飯の上にネタを飾るちらし寿司の場合は、
飯台とすし桶を使い分ける必要があるようだ。

こちらでは、ちらし寿司といっても具材を混ぜ込むちらし寿司であり、
塗りの器に移さなくても問題ないようである。

寿司屋のようなシャレたちらし寿司など作らなかったので、
そんな区別もなくすし桶と呼んできたのかもしれない。