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山暮らしあれこれ

田舎にUターンして感じたことなど

出雲おろち大根(2)

2012-11-10 | 農業
出雲おろち大根の種をまいて2か月が経った。
幼苗の頃は虫に食べられながらも何とか生き残ってくれた。

青首大根と並べて生育を比べてみた。
写真のように、葉の大きさがずいぶん違う。

左が青首大根、右が出雲おろち大根である。

 

横から見ると、葉が、青首大根は上に、出雲おろちは横に広がっている。
また、青首大根は、白い根部が見えるが、出雲おろち大根は見えない。

出雲おろち大根は、外観では収穫時期がわからない。
したがって、根元に手を入れて太さを見て判断するそうだ。

根元の太さで45~55mmの時が収穫の目安であり、
その時の重さが200~300gになるらしい。

12月から翌年3月のトウ立ち期前まで随時収穫可能なのがいい。
寒さにあたって大きく育ったものは甘みが増すそうである。

12月は自家製そばの薬味として楽しめそうである。

縁側からの紅葉

2012-11-09 | 日記
昔は人家も数軒あり山里といえたが、
今は山奥の一軒家となり、さみしくなった。

ちなみに里山とは人里近くにあって、
人々の生活に結びついた山・森林のことらしい。

そうすると、ここらあたりは奥山ということになる。
そういう奥山に囲まれて住んでいていいこともある。

この時期、縁側に座って紅葉した山が楽しめるのである。


                        【2012.11.8撮影】
今年は、少しくすんだような色であるがそれなりに楽しめる。
薄紫っぽい色は松枯れで、ついにここまで影響が出てきた。

あとモミジなど朱色があれば色鮮やかであるが。
でも、こうして四季の移り変わりが身近で感じられるのは幸せである。


おたのしみ会

2012-11-08 | 地域活性化
地区内の高齢者の方が集まっておしゃべりする機会も減ってきている。
そこで、何かためになる話を聴いて、おいしいものを食べるイベントを企画した。

具体的には、外部講師をお招きし、30~40分程度話をしていただき(11時から)、
その後、旬のおいしいものを食べながら講師を交えて懇談するという内容である。

講話は、24年度悪質商法・振り込め詐欺撃退モデル地区に指定されたこともあって、
悪いヤツにだまされないための心構えなどを話してもらうことにした。

講師は市の生活・消費相談センターから派遣していただいた。
何といっても講演料が無料なのがありがたい。

講師はいろいろな相談を受けておられるので、事例をあげながらわかりやすくお話いただいた。
参加者からも、電話でのしつこい勧誘に困っておりどうしたらいいかといった相談もあった。



会費(昼食代)は、ワンコイン(500円)で何とかすることにした。
旬のものとして、1つは、こちらではなかなか食べれない殻付きカキを岡山から取り寄せた。

今年はカキの成長が遅れているらしく小ぶりであったが、珍しいので喜んでもらえた。
あとは、山や畑からとってきた食材で作ることにした。

キノコやぎんなんなど季節の混ぜご飯、手づくりコンニャクの刺身、コンニャクとモロッコ豆の煮物、
いちじくの天ぷら、カブの漬け物、つくね芋入りの味噌汁など。

みなさんお腹いっぱいになったようで、なかには、晩ご飯いらないわといった声も。
また、久しぶりにみなさんとお話できてよかったと喜んでおられた。

地区住民の3割の方が集まっていただき、
講師の方にも、山間地の生の声を聴いて実情を知っていただけてよかった。

かやぶきの屋根

2012-11-07 | 日記
近年、かやぶきの家が見られなくなった。
最近まで近くにかやぶきの空き家があったが、つぶれてしまった。

わが家もかやぶきだったが、ふきかえが困難となり、30数年前に鋼板ぶきにした。
祖父はかやぶき職人で、この家も自分で手がけたものである。



訪ねてこられた人に、お寺かと勘違いされることもある。
屋根が急勾配になっているせいかもしれない。

急勾配なのは、かやぶきにしたとき雨漏りしないようにするためである。
かやぶきは通気性、断熱性にすぐれているようだ。

屋根はこのように鋼板ぶきになったが、屋根裏に上がれば、
かやぶきの基本構造を見ることができる。



かまどの煙で薄黒くなっているが、今でもしっかりしているのにおどろく。
木材と竹で組んであり、釘などいっさい使わず、なわで結びつけられている。

祖父が使っていたかやぶき道具が、大事に屋根裏にかけてある。
この屋根裏にいると、子供の頃にタイムスリップできる。

石垣

2012-11-06 | 日記
山の斜面を削って家を建てているので、
土留めのために石垣を積んでいる。

最近はコンクリートブロックが主流となっているが、
やはり石垣の方が自然にマッチしていて美しい。

また、機能的にも昔の空積みの石垣は水はけがよく、
相互の石がかみ合い補強し合うので地震にも強いようだ。

主要な部分は専門業者に施行してもらっているが、
簡単なところは亡き父が川から石を運んで積んでいる。

こういうところに昔から住んでいる人は何でも自分でやるからすごい。
元気なうちにいろいろ教えてもらいたかったが今となっては残念である。





石と石の間のすきまからコケや草が生えるので、
ちょうど草刈りも終わったこの時期に母が取り除いている。

石垣の穴は動物のすみかになっており、蛇が顔を出したりするとびっくりする。
蛇の棲みかにはちょうどいいかもしれないが、別の場所にして欲しい。