山暮らしあれこれ

田舎にUターンして感じたことなど

ケアマネージャーの一言

2016-10-29 | 介護
母は家にいるとき、よくひとり言で
「つまらん(面白くない)」と言う。

家の中での楽しみがないからである。
テレビも集中して見ずチャンネルを頻繁に変える。

そのうち変なところを押してテレビが映らなくなる。
今から何か趣味でもという気はさらさらない。

「邪魔ならどこへでも入れてくれ」とも言い出す。
家族はそんな言葉を聞きたくない。

だんだん険悪なムードになっていく。
このままではお互いに良いことはない。

ガスの消し忘れや水道の蛇口の閉め忘れもある。
だから一人では留守番はできない状態にもなった。

そこで母にグループホームに入ってみないかと勧める。
その方が本人にとっても幸せであると思ったからである。

しかし、「おらに死ねと言うことか」、
「なんでそんなところに入らなくていけないのか」と言う。

「邪魔ならどこへでも入れてくれ」は本心ではなかったようで、
「そんなところへは絶対入らん」と頑なな態度を示す。

わたしたち夫婦は子どもに迷惑かけるようになったら、
さっさとグループホームなどに入るつもりである。

しかし母の世代は自宅で面倒を見て欲しいようである。
施設に入ったら世間から何と言われるか気にしている。

このままでは本人を説得するのは難しい。
そこでケアマネージャーに相談してみることにした。

デイサービスでの母の様子をよく知っておられ、
確信をもって次のように言われた。

「お母さんは入ったら絶対大丈夫です」と。
そこでお勧めのグループホームを見学した。

とても感じの良い施設なので入るならそこに決めた。
所長さんは父がデイサービスでお世話になった人だった。

後日、父がお世話になったということで母を挨拶に連れて行った。
そしてそのとき母に内緒で申込書を提出しておいた。

そのときは空きがなく順番待ちであったが、
順番が来るまでに母の気持ちが変わることを祈った。

常会の出席者も減少

2016-10-26 | 日記
わが地区の自治会は毎月常会を行っている。
町内でも毎月実施しているところは珍しい。

毎月開催するほどの議題があるわけでもないし、
2~3か月に1回でも十分であるという意見もある。

でも街なかと違い家が点在しなかなか会う機会もないので、
月に一度くらい会って情報交換するのもよい。

結局、この地区のよき伝統だということで続いている。
常会への出席はほとんどの人が車を利用する。

車が運転できなくなると常会の出席も止められる。
わざわざ迎えに来てもらうのは申し訳なく思う。

これまで歩いて来られた近に住む人も、
夜道は心配なので来月から欠席するとの申し出があった。

Uターンした6年前は17世帯が出席していたが、
来月からは13世帯に減ることになりさみしくなる。

こんなところまで掘るのか

2016-10-23 | 動物
わが家は道路から少し高いところにある。
車でも上がれるが道が狭く慣れないと恐い。

道路からの進入路は斜面を削って造り、
路面はコンクリート張りしてある。

その進入路の下側の法面が浸食されてきたので、
石を詰めコンクリートで固めて補修しつつある。

そんな中、補強した部分の下をイノシシが掘り、
ぽっかりと穴があき危険な状態になってきた。





何を探していたのだろう?
ミミズを食べるというがこんなところにいるの?

こんなところ掘らなくてもいいだろうに…。
補修作業はちょっと大変であるが急を要する。

やれやれ、イノシシも困ったことをしてくれる…。

茅葺屋根調査

2016-10-20 | 日記
家に帰ると道路に車が一台止まっていた。
わが家にお客さんだろうか?

若い男性が車から降りてわが家の方に歩いてきた。
用件を聞くと大学生で茅葺屋根の調査をしているとのこと。

わが家は茅葺であったが鋼板に葺き替えているので、
参考になるかどうか分からないが調査に応じることにした。

建物の建築年月やいつ頃まで茅葺であったかなど聞かれた。
わたしの祖父が茅葺職人だったので当時の道具が保存してある。

ぜひ見たいということだったので屋根裏から引っぱり出してきた。
また屋根裏から茅葺屋根の内側の様子も見てもらった。

子どもの頃葺き替え作業を見たことがあるがよく覚えていない。
当時の写真でもあればよかったが保存されていない。

でも茅葺の道具があり喜んでもらえてよかった。
 ※道具の写真は2013.9.30の記事「かやぶき道具」参照

おばあさんの栗

2016-10-17 | 日記
地区内の一人暮らしのおばあさんが、
栗の木を10本ばかり栽培しておられる。

最近はそのおばあさんから栗を分けてもらい、
子どもたちに新米やさつまいもなどと一緒に送っている。

今年も要るかどうか電話があった。
喜んでもらいますと返答した。

4回ぐらいに分けて20キロ余りもらった。
安く分けていただいたうえにおまけまでもらえる。

おばあさんも出荷するのは面倒だし、
手数料などを考えれば直売した方がよい。

わが家はお得意先になっている。
おばあさんもちょっとした小遣いになり喜んでおられる。

お世話になっている人たちにも分けてあげると、
「栗ご飯にして食べた」などと喜んでもらえた。

おばあさんは87歳であるがまだ刈払機も使われる。
とても元気であり来年もまた栗を分けてもらえそうだ。