健康診断で要精密検査の診断を受けたら…
精密検査を受けるまではとても不安になる。
便潜血反応で陽性反応が出た。
ショックであったが早期発見なら内視鏡で切除できる。
そう思って検査の予約に専門病院へ行く。
看護師がエコーで見ながら大きさを測ると言う。
やっぱりポリープがあるのかと不安になる。
詳しく聞けばよかったが聞きそびれてしまった。
検査予定は混んでいて20日位先である。
その間、手術になったらどうしようと不安になる。
どうか内視鏡で切除できますようにと神に祈る。
検査当日、それなりに覚悟して臨む。
モニター画面を不安な気持ちで見る。
一番奥からカメラがゆっくり動く。
憩室が一つ発見、中ほどにまた一つ…
先生もこれは問題ないと言われる。
そしてS状結腸あたりにまた一つ…
そして…「異常なし」と先生の声が聞こえる。
「よかったぁ～」と心の中で叫ぶ。
あの看護師測ったのは何だったのか？
帰りの家の周りの何気ない景色が美しく見えた。
道端にロウバイの木があった。
黄色い花がとてもきれいである。
よく見ると、枝にこげ茶色の物がぶら下がっている。
何か虫の巣のようでもある。
取って振ってみると音がする。
持ち帰って調べると種のようである。
開けてみると種が3個入っていた。
さっそく鉢に植えてみることにした。
芽が出るのが楽しみである。
わが家の近くの道路沿に車が止まっている。
すると年配の女性が道路沿いで何かを探しておられる。
ふきのとうを採りに来られたようだ。
今年は暖冬なので早く生えかもしれない。
しかし、この道路沿いはまだ生えていない。
最近はふきのとうも減ってきたような気がする。
でも毎年必ず集中的に生える所を知っている。
休耕田で草が生い茂るのでみんなは知らない。
さっそく行ってみるともうたくさん生えていた。
天ぷらにするのにちょうどいいのがあった。
なんと結構な量を収穫できた。
以前は農産物直売所に出荷していたが最近閉鎖された。
そこで知り合いに少しずつで分けてあげることにした。
春の便りを味わってもらえたらうれしい。
