ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

Mixed Martial Arts

2019-01-29 00:00:02 | プロレス
元WWEスーパースターのジャック・スワガーがベラトールMMAでデビューし、勝利した。

この一文が理解できる人が何人いるのかとふと不安になったので説明しよう。
プロレス団体を首になった男が鍛え直して総合格闘家としてデビューし勝利したのですよ。
スワガーは元々レスリングの米オリンピック代表。身体も大きく金髪でタトゥなし。
完璧なスター候補生だったのだけど、どうにもプロレス頭が悪いというか勘所がイマイチ。
その上運も悪く、売り出そうとすると事件や事故に巻き込まれてしまいポシャるので
最終的にはそのまま消えてしまった。ホントもったいないのだけれど。
そんな彼が腐らず格闘家に転身したのは僥倖と言える。

で、その試合を観た。
ちなみにアメリカでは総合格闘技はビックリするほど大人気である。
私は総合格闘技があまり好きではないのだけど、その一因に「よく見えない」というのがある。
今回もそんな感じで決まっていた。
寝て上下になった態勢で重なり合ったまま打撃を加えて出来た隙に関節技をしかけてタップを奪った。
これも後からのスロー再生で見えたもの。
まんまなら、ただひたすら寝てなんかやってるなあと思ったら終わってたって感じ。
自分は近くに入ったテレビカメラでの映像で観てスローも観てやっとこんな感じにわかったけど
金網付きの円形リングで遠くから観ている観客はわかったのかしら?
そしてあんなに大味なのが好きなアメリカ人が、こういう膠着状態を待てるのが不思議。
デカいパンチやキックでノックダウン、高速サブミッションでタップっていうのなら
きっと大好物であろうと理解できるんだけど、動かない、いつ動くかもしれない膠着状態を
楽しむなんて高騰テクも併せ持っているとなると、本当にアメリカ人ってわかんないなーと思う。

勝った直後にスワガーはWWEの時にやっていたキャラの動きをしてみせた。
最初からこういうことができたなら今頃WWEの大スターなのに…。

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