ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

generation

2024-08-14 07:58:00 | 日常
母のスマホの機種変に付き合った。
実物が見たいと言い張るのでこのくそ暑いのに実店舗まで行くことに。
当然ながら予約は私が入れた。
行ってみたら担当者はアジアのお姉さん。しかし相当頭が良い方らしく感じも良い。
高い製品や付帯保険を押し付けることもなく、わかり安い言葉を選んで
老人対応してくれるのに好感を持った。
しかし実店舗はどこも小さい。
ここもあと一人店員がいるだけ。そしてその人は老婦人客にかかりっきりだった。
そこにカートを押しながら高齢のおじいさん登場。
もちろん予約などしていない。
ビックリしたことに「電話がかからなくなっちゃったんだよー」と言う原因は
せいぜい「機内モードにしている」のとかかと思ったらそれ以上の
「何かの勝手でアイコンが勝手に移動したこと」のようだった。
「今まではここにあるのを押せば電話がかかっていたんだよ」って、アイコンのマークや意味ではなく
場所で判断をしているのかと初めて知る判断基準に本当に驚いた。
と同時にこういうところの仕事の大変さに恐怖したが。

世の中はスマホ在りきに舵を切ったが、どうしても着いて来れない世代もあるのだ。
子供の頃からスマホと親しむ世代は問題ないだろうし、我々くらいまではゲーム機があったから
機械というものがYESかNOしかないということがわかっている。
しかし全くそういう考え方をしていない上に判断力や理解力が弱まっている世代はお手上げだろう。
実店舗で聞こうにももう予約が必要で、その予約すらwebなのだ。できっこない。
そういう人の文句のはけ口が実店舗になるのではないかと同情しちゃう。
そして無神経なその世代は「お姉さんどこの国の人?」などとアジアの女性を
ちょっと下に見た言い方をしてしまうのだ。
なんかもうちょっとどうにかならない?

結局母の決めた機種は店舗に在庫がなく、ネット店舗から取り寄せて我が家に届き、
私がSIM交換することになった。
ならば最初からそうすれば良かったよとは思うが、まあ実物を見たことが大事なのだと切り替える。
お姉さんの手柄にしたかったけど、そういうノルマ的にシステムでもないみたい。

さて届いたらSIM交換くらい母にやらせてみようかなとも思う。
他のアカウント設定なんか流行ってもらうと4000いくら出さないとならないらしいですわよ。
なんでそんなことでと思うけど、これも経済活動なんだろう。
私は機械が嫌いでなくて良かったー。