私の部屋のカーテンは家を新し建て直した25年前に自費でローラ・アシュレイでオーダーしたもの。
今考えるとそれまでの人生で最も高い買い物だったかも知れぬ。
まあ当時はまだバブルの燃え滓があったからそんな事しちゃったのかもしれないけど。
カタログ本を買って生地を選んで長さやひだの数を決めてタッセルも作ったりしていたっけ。
だからものすごくちゃんとしていてしっかり重い。
部屋自体もその雰囲気に合わせてテープを貼ったり、ベットメイク一式も揃えたもんだ。
だけどここは日本。曇りがちなロンドンとは違うのだった。
だからカーテンは日に焼けて色は褪せ、生地も乾燥してボロボロと切れてきてしまった。
さすがにもう限界だろう。
しかしこんなにちゃんとしているカーテンからチープなカーテンに掛け替えるのは
何とも気が乗らない。捨てるのももったいないけど直せないし。
かといって再びオーダーするような財力は最早ない。
ローラアシュレイ自体もファブリック部門は撤退してしまったようだ。
そこで素朴な疑問。みんなカーテンってどうしているんだろう?
洗えないものだし、やっぱり数年周期で掛け替えているんだろうか?
カーテン貯金始めるか…。