ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

chamber

2017-02-24 14:39:49 | プロレス
先週やったPPV「Elimination Chamber Match」を観た。
どういうものかと言うと、鉄の頑丈な鳥カゴ状のものがリングをすっぽりと覆い囲む。
四隅にはアクリル板で出来た公衆電話ボックスみたいな部屋があり、そこに一人ずつ合計四人の選手が入り
一定の時間が来ると誰かの扉が開いて中で戦う人が増えて行くという仕組み。

いつも「アメリカってすごいなー」と感嘆するのが、このチェンバーは10トンもあるというのに
その試合(メインだから最後)までリングのはるか頭上に吊るされているということだ。
そして使用の段になると、多分ボタン一つの自動で静々と降りてくる仕組みである。
10トンもの物体を吊るしておいて大丈夫な体育館なんて日本にある?
危ないとか思わせないくらい毎回堂々と吊るしてあるよ。
日本でもたまに金網マッチはあるのだけど、大抵「これから金網を設置いたしますので30分お待ち下さい」と
長い休憩が入るのが常だ。そして関係者一同でせっせと設置する様を見る羽目になる。
また金網が安くて薄っちーから、選手がぶつかって金網ごと倒れそうになるのを若手が必死に外から支えるという
なんとも貧乏くさい一戦になってしまうのだが、WWEでは違う。
すでにチェンバーが美しく豪華な建造物であるのだ。金網の音だって重い。
それが人力不要で待つことなく設営され、その金網から選手はダイブしたりぶつけられたり
アクリルの部屋を破壊したりするのであった。
アメリカの物を大切にしない精神は合わないと思うことが多いが、やはりこういう時は乗ってしまうなあ。
エンターティメントはいじましいとイカン。