ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

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2016-06-12 17:38:19 | プロレス
先日、好きなWWEスーパースターの来日決定に慌てふためく話を書いたがその選手の話しである。
そもそも好きになるのにはいろいろ理由があると思うのだが、私は元来「良く働く」人が好きなのだ。
前に好きだった日本選手はブラザー・ヤッシーというまあコアな選手で引退されているのだが、
とにかく良く働いた人だった。
悪の軍団に属しているのに盛り上げるためにマイクでしゃべり歌い、悪態をつきまくったかと思うと
悪の道具の準備、乱入、反則行為、椅子出しなどした挙句、必ず見事に相手の必殺技を受けてやられるという
お約束を果たし、あっという間に片付けて撤収。それでいて愛されるという奇特な選手であった。

そいでもって、今大好きなのがセス・ロリンズ。
彼もものすごい働きぶりであった。
一日に何試合もこなし、マイクもギミックも、特殊形態の試合もお手の物。
金網の上からダイブするわ、竹刀で叩かれるわ、トングで挟まれるわ。そしてすごい逃げ足の速さ。
「こんなに働いていたらいつか壊れるわ」とファンは心配していたのだが、去年の11月に思わぬ事故に遭った。
ほんの着地点のずれ。それだけで右脚の前十字靭帯と内側側副靱帯の断裂、また内側半月板の損傷。
これって日本であればもう復帰は無理なレベルだ。歩行だって困難だろう。
しかしアメリカのスポーツ医療はすごいな。まさか5月のPPVに出て来ちゃうなんて。
しかも本人は4月のレッスルマニア復帰を目指していたんだと。
そんな様子を一時間強のドキュメンタリー番組としてWWEネットワークで放映しているのだ。
これが哀しいかな全編英語。
なんとなくなら理解できるけど出来ればきちんとわかりたい。
なので今字幕を書き写して辞書引いて勉強していますよ。
なかなか良い英語習得方法だと思わない?

それにしてもこんなに感動的な復帰を見せておきながらヒール(悪)って、
アメリカのファンってすべてわかってて気を使って騙されたふりをしているのかなあ。
ニューヨークで私の隣の黒人デブは心底正義のみを応援していたけど…。