trip to NY (4) 12/27

薬のおかげで目覚めはスッキリ。昨日の頭痛がウソのようである。
こんなことならもっと早く薬を飲んでおくのだった…。

今日は昼からメトロポリタンオペラである。
その前に時間があるので嫌がる母を説き伏せ、チェルシーマーケットに行った。
さすがに観光メッカ。すごい賑わい。中国からの方がやたら多い。みんなお金持ちそうだ。
そこでパニーニとカップケーキを食べた。
カップケーキを買ったらコーヒーを入れて飲んでいっていいよというコーナーがあり飲んだ。太っ腹である。
　　　

それにしても今日も暖かい。持ってきたホッカイロを一個も使っていない。
それどころか手袋すらしていないや。今日なんか上着も要らないよ！


オペラの演目は「椿姫」。
しかし現代風の演出なのでなんかヘン。
白い何もない舞台にソファ一個とでかい時計の文字盤が一つ置いてあるだけ。
いかにも「アートしてます」って雰囲気？
登場人物も、あの時代の社交界の豪華なドレスやタキシードではなく、ヒロインは赤いシンプルなワンピースドレス、
男たちは皆アオキのスーツみたいなので、合唱はどう見てもサラリーマンだった。
それだけで母結構ガッカリ。
周りのお客さんは年間チケットを買っている人達だったけど、一様に「この演出はガッカリ」と言っていたぞ。
やたらと走り回って歌う演出。現代風にきつい性格付けをされたヒロイン。
アルフレードなんか、自分の一番の聴かせどころのアリアをズボンを履きながら歌わされていた。
しかし舞台演出が目新しさを誇っても、結局は曲は変わらないのだ。
どんなに性格を変えて作られても歌っている限り本質の主人公の性格に戻ってしまう。
最終的には「いつもの」だった。
歌は素晴らしかったよ。特にヒロインとお父さん。
後でオペラマニアの知人に聞いたところ、何年か前に大当たりした演出なんだと。
ふーんって感じだ。

本当はこの後にバレエも観たかったけど、体力的に無理と判断して諦めた。観たかったなー、くるみ割り。
で、夜のロックフェラーセンターで電飾のツリーを見ようと歩いたが道を間違えてたどり着く前に
母がバテてしまい「もう一人で帰る」とダダをこね始めた。
仕方ないのでスゴスゴ帰ることに。
五番街もどの店も入店に列が出来ているような人出だったが、タイムズスクエア前では
もう混雑で前に進めない状態になっていた。

　5番街　　　　タイムズスクエア　

大晦日のアメ横状態が何十メートルも続く。車も動かないからクラクションが鳴り続けていてストレス溜まるー。
結局30分以上かけてその場を抜け、ようやく部屋でホールフーズで買った寿司を食べたのでした。
かっぱ巻き、やたらと美味だったが高し。
スイカ風味の水。全く甘くない。これ日本でも売って欲しいー。