海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「ハリー・ベラフォンテ、アメリカ政府を攻撃」と題する『ヴェルト』紙の記事。

2006年01月23日 | アメリカ社会
ニューヨーク発:歌手のハリー・ベラフォンテ(78)は、アメリカの「国家安全保障庁」をゲシュタポ(ナチの秘密警察)になぞらえた。「私たちは国家安全保障庁」という新しいゲシュタポが待ち伏せしているこの暗い時代に到達したのです。ここでは市民の権利は無視されるのです」とこのエンターテイナーは、ニューヨークでの芸術家達の集会を前にした演説で述べた。「捜査手続きがなくても逮捕が可能です。逮捕されても弁護士を要求する権利もないのです。」
ブッシュは、ちょっと疑わしい仕方で政権を手に入れ、市民を欺き、だましたのだと彼は言う。「それから彼は何十万人もの私たちの若者や娘を、われわれを攻撃したことのない他国に送ったのだ」と第二次大戦中にアメリカ海軍に勤務したこの78才の男は言った。彼の意見表明に対して、ジョージ・ブッシュ大統領の政府に対する批判者達は、ベラフォンテに轟くような拍手を送った。聴衆の中には、歌手のピーター・ヤロウやフォーク・グループのピーター・ポール・マリーや、数十ヶ国からの芸術家がいた。
[訳者のコメント]「バナナボート・ソング」で有名なハリー・ベラフォンテの名前が久しぶりに出ていたので懐かしくてこの記事を訳しました。まだまだ元気なようです。アメリカではテロ防止のために盗聴や信書の検閲を認めようとしているようです。
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