海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「サハラ太陽計画」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事。

2009年06月17日 | 教育と科学技術
ハンブルク発:ビジョンは、魅力的だがあいまいだ。アフリカと欧州のために、炎熱のサハラ砂漠をエネルギー源として利用するが問題になっている。あるプロジェクトを巡って、それが、万一現実になれば、単なる規模によっても、それは世界の奇跡となるかもしれない。そのエネルギーをしばしば圧力手段として投入してきたロシアの石油支配や、石炭、天然ガスに依存しない状態が生じるかもしれない。
エネルギーのユートピアは、次のように、機能する。北アフリカの砂漠に巨大な太陽光発電所を建設することによって、ほとんど無限のエネルギーを生産されるはずである。炭酸ガスも出さず、安定した価格で。この計画には「デザーテック」という名前が付けられ他。「ドイツ航空・宇宙飛行センター」(DLR)は、既に2005年にそれが可能かどうか技術を吟味し、肯定的な結果が得られた。
それから4年たって、「サハラ太陽プロジェクト」が間もなく実現されるチャンスが増えた。少なくとも15の大コンツェルンと研究所は、合体し、野心的なエネルギー概念に融資し、実行しようとしている。
「ドイツ航空・宇宙飛行センター」は、ミュンヒェンの「リュック」と共同で、一つ気前に、どうしたら、「デザーテック」が売り込めるかを計画した、とDLRのエネルギー専門家であるハンス・ミュラー=シュタインハイムは、述べた。それとつながって、いろいろなコンツェルンが未来プロジェクトに参加したいと申し出た。
7月13日に、このコンソーシアムは、その常任委員会を開催する。通信社の報道によると、これまでに、以下のコンツェルンと人物と研究所が出席すると回答した。
「ミュンヒナー・リュック」社、シーメンス社、ドイツ銀行、エネルギー・コンツェルンのE.onとRWE、ショット・ソラール社、対外大臣ギュンター・グローザー、イタリアおよびスペインの企業、アラブ同盟の代表などである。(後略)
[訳者の感想]エネルギー不足に悩んでいるヨーロッパ諸国にとって、起死回生の手段となるでしょうか。
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