海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「アルカイダ、ロンドンテロを認める」と題する『シュピーゲル』紙の記事。

2005年09月20日 | テロリズム
テロ組織アルカイダのナンバーツーである、ザワヒリが組織の名前で、はっきりとロンドンテロ攻撃の責任を認めた。アラブ系のテレビ局「アル・ジャジーラ」が放映したビデオで彼は犯行を白状した。
カイロ発:「祝福されたロンドン征服は、アルカイダが傲慢な十字軍である英国に対して遂行する名誉を持つ征服戦争の一つである」とビデオの中でザワヒリは述べた。
彼は同時に、日曜日に行われたアフガニスタンでの議会選挙を批判した。「選挙は軍閥の監視の下で行われた」と彼は明らかにアフガンニスタン政府を当てこすった。アフガンニスタンでの選挙に対して言及していることから、このビデオテープがごく最近のものであると推測される。
これまでいくつかの集団がオサマ・ビン・ラディンの率いるアルカイダの名前で7月7日の地下鉄とバスに対するテロ攻撃を告白した。このテロ攻撃で、56人が死に、700人以上が負傷した。犯人は4人の英国生まれのイスラム教徒だと思われている。
アル・ジャジーラ放送局は、9月初めにテロリストの一人であるカーンの犯行を認めるビデオを放映した。この中でカーンは、アルカイダ組織に対する彼の賛嘆を言い表した。放送局の予告に反して、このテープでは、テロ組織自体の告白は、見られなかった。アルカイダと結びつきのある二つのグループが同様に犯行を認めた。警察は、テロ攻撃にはアルカイダ組織の影がちらつくと断言していた。
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