海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「アフガニスタンで暗殺増える」と題する『ヴェルト』紙の記事。

2005年09月11日 | アフガン問題
カブール発:アフガンの国防相ラヒム・ワルダクは、暗殺を生き延びた。彼がカブール空港でヘリコプターに乗り込もうとした際に、数名の男達が大臣の車列に銃弾を浴びせた。国防省のスポークスマンによると、9名のアフガン兵容疑者が逮捕された。
「これは国防相に対する暗殺の試みだった」と国防省のスポークスマンであるモハメド・サヘル・アシミは述べた。4発の銃弾が車列に当たったが、そのうち1発は、少し前に国防相が座っていた場所に当たった。車の一台に乗っていた国防省の職員の一人は、弾が当たって怪我をした。
暗殺の目的については、さしあたり、情報は寄せられていない。政府の高官によると、兵士の中には、給与について不満を持った者がいるとのことである。
9月18日に行われる議会選挙の候補者が、ヘラートで殺された。これまで既に6人の候補者が殺され、沢山の候補者が暗殺を免れた。金曜日に初めて、役所は、5人の遺体が見つかったと告知した。死者の一人は、選挙の候補者だった。
今年初めから、アフガニスタンでは、殺人行為が増大している。特に、南部と東部で増大している。1月以来、既に1,100人以上が殺された。昨年は1年間の暴力行為による死者は約850人であった。
[訳者の感想]最近、アフガニスタンで殺された2名の日本人はどうも強盗に会ったようですが、政治的な理由で行われる暗殺事件も増えているようです。
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