京都からJR舞鶴線に乗り、30~40分程揺られると、のどかな田園風景が広がる。
30日、私は南丹市博物館で行われる人形展の為会場に向かった。今回合併になった、かやぶきの里でも知られる美山町の関係者の方も来ていて、美山の美しい自然を生かしたパネルも飾られた。
美術館には必ず学芸員さんと言う人がいるが、今回お世話になる学芸員の井尻さん。予算が無いながら、何度も市役所に出向き予算を取っては、手作りの会場を仕上げてくれ、また職員の方々がそれぞれいつもの仕事以外にこの人形展の為に準備をしていただいた前向きさに頭が下がる思いだ。
事業でやっている作品展の為、ジオラマを展示するにあたって、どうしてもその場所にちなんだ展示台というのを、そのつど創らなければならない。
設計、運び込み、人件費など、経費はかかってしまうが、それだけに見ていただいた方々の反応も大きい。
そんな事で、京都は高島屋に続き二度目の会場になる。
また、11日にサイン会に出向いて行きますのでお近くの方、是非お逢いしましょうね!
人形を飾ると、格調高く見えるガラス張りの博物館を後にし、午後少しの時間があったので、「草の道」を手がけてくれた講談社 田島さんと東京で、ものすごい動因数を上げた藤田嗣治の絵画展に行った。
京都国立近代美術館でもたくさんの人が訪れていたが、幸い、おしくら饅頭程でもなく、人の合間を縫ってゆっくり鑑賞する事が出来た。
藤田さんが生きていれば82歳くらいと言う事だが、日本の国に見離されてもなお、自身の書きたい物を貫いたプライドというのか、作家としての信念は絵画そのものに表れていた。戦中、戦後その時々生きてきたその目線の先には、代表作の「乳白色の肌」を持つ裸婦像や戦争画、またキリストの処刑画やメルヘンチックなものまで、キャンバスに魂を描き続けた、作家になるべくしてなった人・・・生まれ持った感性を感じた人であった。
そんな中で、ほっとしたのは猫の絵であった。
いつも、気難しい作家のそばで、受身となって癒していたのだろう。
言葉の無い猫なのに、何故か言葉を感じてしまうのは私だけだろうか。
ある人が、前に言った事がある
「不ぞろいだからおもしろい」と
私が人形を作る中で、ついしてしまうのは、いかに左右対称に綺麗に作るかだ。
でも、今回藤田さんの絵画の子供達はみんな顔が不ぞろいで、目なんかずれ捲くっている。でもかわいい。愛嬌がある。憎かわいいとでもいうべきか。
そんな事も学んだりして、私も一皮むけたいな!
30日、私は南丹市博物館で行われる人形展の為会場に向かった。今回合併になった、かやぶきの里でも知られる美山町の関係者の方も来ていて、美山の美しい自然を生かしたパネルも飾られた。
美術館には必ず学芸員さんと言う人がいるが、今回お世話になる学芸員の井尻さん。予算が無いながら、何度も市役所に出向き予算を取っては、手作りの会場を仕上げてくれ、また職員の方々がそれぞれいつもの仕事以外にこの人形展の為に準備をしていただいた前向きさに頭が下がる思いだ。
事業でやっている作品展の為、ジオラマを展示するにあたって、どうしてもその場所にちなんだ展示台というのを、そのつど創らなければならない。
設計、運び込み、人件費など、経費はかかってしまうが、それだけに見ていただいた方々の反応も大きい。
そんな事で、京都は高島屋に続き二度目の会場になる。
また、11日にサイン会に出向いて行きますのでお近くの方、是非お逢いしましょうね!
人形を飾ると、格調高く見えるガラス張りの博物館を後にし、午後少しの時間があったので、「草の道」を手がけてくれた講談社 田島さんと東京で、ものすごい動因数を上げた藤田嗣治の絵画展に行った。
京都国立近代美術館でもたくさんの人が訪れていたが、幸い、おしくら饅頭程でもなく、人の合間を縫ってゆっくり鑑賞する事が出来た。
藤田さんが生きていれば82歳くらいと言う事だが、日本の国に見離されてもなお、自身の書きたい物を貫いたプライドというのか、作家としての信念は絵画そのものに表れていた。戦中、戦後その時々生きてきたその目線の先には、代表作の「乳白色の肌」を持つ裸婦像や戦争画、またキリストの処刑画やメルヘンチックなものまで、キャンバスに魂を描き続けた、作家になるべくしてなった人・・・生まれ持った感性を感じた人であった。
そんな中で、ほっとしたのは猫の絵であった。
いつも、気難しい作家のそばで、受身となって癒していたのだろう。
言葉の無い猫なのに、何故か言葉を感じてしまうのは私だけだろうか。
ある人が、前に言った事がある
「不ぞろいだからおもしろい」と
私が人形を作る中で、ついしてしまうのは、いかに左右対称に綺麗に作るかだ。
でも、今回藤田さんの絵画の子供達はみんな顔が不ぞろいで、目なんかずれ捲くっている。でもかわいい。愛嬌がある。憎かわいいとでもいうべきか。
そんな事も学んだりして、私も一皮むけたいな!
先日、観光協会の方に教えて頂き、高橋さんの創作人形展を今日(3日)見てきました。
今にも動き出しそうなほど表情豊かな人形の数々。
自分の近くでも見かけることの多い姿に、思わず感動してしまいました。
特に冬雪降る中で来ぬ人を待つおばあさんを抱きしめるおじいさん。
その表情に思わず涙しました。
その昔、当たり前に見かけた風景やその人たちが、今段々と失われて来ているようです。
美山も日本の故郷の原風景と言われながらも、その魅力は少しづつではありますが消えてきつつあるようです。
そんな魅力ある町を少しでも残そうとする町の皆さんとともに少しでも役に立ちたいと、ホームページを始めたきっかけでした。
今日高橋さんの作られた人形を見て、自分自身に見つけられなかったものが見えてきたような想いです。
人の姿を交えた風景もこれからは撮っていきたいと思いました。
もう一度、時間を見つけ見に行かせてもらいます。
本当にありがとうございました!
高橋さんのご健康とご活躍をお祈りします。
長文になり申し訳ありません。
おばあさんが待ってたのは、おじいさんだったんですね。
勘違いしてました。
私自身がそんなやさしさに出会いたくて創っている人形達です。
美山の素敵に、人の心も添えて伝えられる様頑張ります。
コメントに返信して頂きありがとうございました。