高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

旅の途中

2014-04-11 08:17:00 | まゆみのつぶやき室
知り合いから、花の便りが届く中、ここ飯山ではやっと遅かりし、確かな春の足音が到着しました。

ぬかるんだ畦道を歩けば、フキノトウや、あさつきが、「今日の食卓にどうだい?」と声をかけてくる

庭先では、雪から家を守る風よけのトタンや、木々を守る雪囲いの棒が外され、明るくなった部屋にいると、冬眠から覚めた動物のように新鮮な気持ちになる。

おばあちゃんが、田んぼからとってきた沢山のタニシがバケツの中で泥を吐いている。

始まった幼稚園に元気に手を振りながら出ていく孫たち。

もうかれこれ30年。

生まれた長野市よりずっと長くなった。

4世代の我が家は大変な事も、うまくやっていくための我慢も、悲しい出来事も喜びも、それぞれにいっぱいあるけれど、時間をかけて本物になって行く物だと思っている。

今はそれの旅の途中

月一度の着付け教室は、3年目となるが、先生に手ほどきを受けていることで、着物のきまり事や、しきたり、挨拶からコーディネートまでアドバイスして下さるので、着物が大好きになった。

そんな中、もう一つ教室に通う事にした。

今度は人形用の着物の縫い方教室である。今月から初めて伺うのだが、ずっと前から一度きちんと基礎を学びたいと思っていた。

着付けを学んで居る事で、知らない事の恥ずかしさも知った。

知らなかったことを知る楽しさを感じたい。今まで自己流でやってきたことを恥じたい。そんな気持ちもあって、行く事にした。

学びたいと思う気持ちになった時こそ学ぶ時。幾つになっても遅くない

きっとこれからも、まだまだそんな気持ちが芽生えそうな自分でもある。