高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

新年会

2008-01-16 17:02:35 | まゆみのつぶやき室
15日、信濃毎日新聞社の新年会が、松本、ブエナビスタで行われた。
10時頃の汽車に乗ると、知った顔の人が次々と現れる。

軽く会釈を交わし、料理研究家の横山たか子さんと並んで座った。通路を挟んだ向こうには、オフィスマユの尾崎さん、二人共、しっとりとした着物姿。その横にはラジオのパーソナリティの武田徹さん。
皆知り合いなので、和気藹々と話しながら一時間ほどの汽車の旅はあっという間であった。

会場に着くと、会社関係の背広姿の紳士や、ご招待されたお客さん300人ほどが丸いテーブルを囲み、主催者等のあいさつや、演芸、そして料理をつまみながら、それぞれに挨拶を交わしたり、情報を交換したりする。
初めてのご招待の時は緊張して、頭をぺこぺこ下げ、料理も口に運べず、心残りであったが、4回目ともなると、ズーズーしくなって、最初からお皿を持って、料理に執着する自分がいた。

しばらくすると、いわさきちひろさんの息子さん、松本猛さんが、声を掛けて来てくれた。人形展にも来てくれていたので、感想を聞いた「今はきっと順調で、楽しいと思うけど、これからは?・・・」と。
「色々考えているけど、地元に人形館というのが夢」かなと私。

「東山魁夷さんも、書けない時があって、何年か外国に行った後、すごいものをどんどん書いて残したんだよね・・・」
私は聞いた「ちひろさんもそんな波があったの?」と。「勿論」と答えた。

そんな話をしていると、背の高い白髪の凛とした男性が松本さんに親しげに手を振りながら「おれ、食うだけ食ったから・・またな!」と颯爽と出て行った。無言館の窪島誠一郎さんであった。カッコイイ・・・隣の松本さんも言う「カッコいいんだよ彼は」と。

そんな会話を少し交わしていると、松本さんに声をかけたがっている人が集まってきたので、もう少し話したかったが、自分から離れた。

その後何人かの作家さんや、団体の方々と話を交わしながら、絞めの時間が来た。

会の終了後、時間が早かったので、着物姿の女性3人と連れたって、骨董やお雛様が並ぶ中町を散策して、またワイワイと汽車に乗り込み家路に着いた。