あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

グレーゾーンはブラックゾーン

2006-01-17 01:38:34 | Diary_7
日本のマスコミは腐っている!って今さら言うまでもないんだけどさ…。

ついこの間、最高裁は「サラ金での利息制限法を越える利子での融資は原則無効」という実に画期的な判決を出した。簡単にいうと裁判所が、今まで俗にグレーゾーン金利と言われていた、限りなく違法な金利、年利29%をダメと判断したのである。この年利29%は大手を含めて、ほぼ全てのサラ金が設定していた金利である。これによりサラ金屋はこれまでの融資が全て違法と判断されるため、抜本的な改革を求められることになるわけだ。

非常に大きなニュースである。テレビのニュースショウも当然大々的に報じる責任があるはずだ。しかし現実は…、このニュースについてかすりもしやがらない。スポンサー様の不利になるニュースは流さないってか。

この判決が出たのが金曜日。当たり前だけど、次の日は土曜日・日曜日。いつものテレビならただでさえ多いサラ金のCMがさらに多く放映される二日間のはず。しかし不自然なまでに一つも放映されない。「約束よ!プ・ロ・ミス」も「どうする?アイフル」も「まじめにきちっとポケットバンク」も「フレッシュ計画」も…。

ようやく今日になって、何事もなかったかのように再開されたようだが。とにかくCMを自粛するほどのニュースなわけだ。それを当然、放映するテレビ局も知っているはず。なのにそれについては一言も言及せず。いつもマスコミが標榜する「国民の知る権利」とやらはどこに行ったのかねぇ…。

本当に呆れ返るね。今日、ライブドアが証券取引法違反の疑いで捜査を受けたようだが、そういうマスコミに敵対する企業のニュースは速報テロップを出してまで報道するくせにな。

このライブドアのニュースを観ていて思い出したことがあった。以前、ホリエモンがニッポン放送を買収しようとしていたとき、彼に対するインタビューで

「もし、ニッポン放送を買収したらメディアは視聴者・株主、誰のものになりますか?」

なんていうアホくさい質問があった。完全にホリエモンをいじめるための質問だったわけだが、今回の一件でその答えをマスコミが期せずして回答したな。

「マスコミは視聴者の物でも株主の物でもありません。我々の高給を保証してくれるスポンサー様の物です」

なんだ、質問している当のマスコミは答えを知ってたんじゃん。