あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

3・2・1・ハッスル、ハッスル!

2005-01-08 01:30:09 | Diary_7
今日はゼミの仲間とカンフーハッスルを鑑賞した。平日の夕方に見たので映画館はガラガラ。チケットを買う時に受付のお姉さんが「見やすい席をご用意しますね」と言っていたので、ラッキーとか思っていたのだが…。恩着せがましく言わんでもどこでも座り放題だったじゃねえかよ!

内容についての感想
コメディアクションな本作、軽いマンガのノリで深く考えずとも楽しめるつくりだ。まさに大衆娯楽そのもの。やっぱ映画はこうでなくっちゃ。こういうのを見るとリアルで精巧なCG処理だけが素晴らしいわけではないということを教えてくれる。技術や金がなくても、演出しだいではむしろ良い味になるんだなぁ。

あらためて思い返すと映画の随所に挿入されるギャグって、いまやテレビをつければ毎日やっている漫才やコントと共通する部分があるように思われる。逆にハリウッド映画とかではこういうタイプのギャグはあまり見ない。この種の笑いっていうのはすごく東洋的な感性なのかもな。テンポや間を重視するギャグってのは日本人にはお馴染みなわけだが、西洋人にはどうなんだろう?日本人がアメリカンジョークの面白さを理解できないように、西洋人にも理解できない部分があるのだろうか。ま、俺は日本人なわけだから普通に楽しめたけどね。

個人的には斧頭会のボスがお気に入りだった。彼の残虐描写はどこかコミカルで面白い。連れの一人が「映画の演出がナベシンのそれに似ている」と言っていたがハッとした。なるほどだからこの世界では流血や殺人もギャグに見えてしまうのか。

何はともあれ面白い映画だった。金払った価値はあったでしょう。

関係ないけど追記:
先ごろ始まったアニメ「ああっ女神さま」の音楽が大変素晴らしい。特にオープニングは神。