楽しまなくちゃー!!! "Carpe Diem !"

趣味の陶芸、写真、園芸、ボーイとの交遊

宝塚民話No.2-15  宝山寺のケトロンまつり

2021年09月26日 | 宝塚民話巡り

宝山寺

宝塚民話No.2-15 宝山寺のケトロンまつり
 
紀州有田の村の海岸べりのお寺に立派な十一面観音菩薩があり村人達の信仰を集めていました
 
ある日津波が押し寄せてきて海岸近くにあった村の家々は波に飲み込まれ
 
そのお寺も跡形もありませんでした
 
村人達は大事な観音様をさがしたが見当たりませんでした
 
数年後のことです 摂津の鳴尾の浜に信心深い海女が海で漁をしていますと
 
岩場のかげで立派な十一面観音を見つけました
 
その観音様を家に持ちかえり大切にまつっていました
 
それからすこし後に一羽の白い鳥がどこともなく現れ観音様をくわえると
 
北の方へ飛び去りました
 
その白い鳥は、宝塚の北部の玉瀬にある古宝山に建てられていたお堂に
 
飛来し観音様を置いてたち去りました
 
またある年の夏西谷の大原野の村で病がはやったとき大原野の人々は
 
鳴尾の村のできごとを伝え聞いていましたので大きな灯籠をつくり観音様にお供えし
 
病気が早く治ることを祈願したところ病はみるみるうちにおさまりました
 
このことから大原野の村人達は毎年八月十四日の夜「ケトロンまつり」の
 
灯籠会をしてお祭りをするようになりました
 
このお祭りは九人ずつ二組にわかれた少年達が海女の黒髪をまねた黒い帯を背中に
 
垂らし大きな灯籠を先頭に海女の磯笛に似せて「ヒュー」という声を出し念仏を
 
となえゆっくりと山門を登って行くというもので今でも念仏踊りとして
 
毎年八月十四日に宝山寺で行われています
めずらしい藁ぶきの山門 本堂も藁ぶきですが覆い屋があります  
 
 
 
 
 
 
 

西谷  波豆八幡神社

2021年09月25日 | 神社巡り

波豆八幡神社

西谷の民話の原点となる波豆八幡神社

神戸の水道を支える千苅水源地

西谷の重要な神社です やっと行けました
 
神社所在地一帯は多田源氏の荘園であった波豆庄で源満仲の弟の源満政が
 
八幡神の神託を受けて天延元年(973年)に創建した 
 
現在の本殿は応永10年(1403年)に建立され石造りの鳥居は応永32年(1425年)の建立
 
大正の初め千苅水源地を築造した際に金福寺は水没した 
 
また昭和6年に完成した千苅ダムにより波豆集落は水没 
 
参道下部も水没し鳥居は移設された
 
川辺郡波豆村の村社で集落を見下ろす高台にあった
 
本殿は国の重要文化財に指定され境内の鳥居や石塔などは兵庫県の文化財に指定されている
 
祭神は誉田別尊(ほむたわけのみこと、応神天皇)建御名方命、建姫宮命
 
正面柱間を3間とする三間社流造社殿で屋根は杮葺とする 
 
三間社流造本殿で建立年代が明らかなものとしては最古である 
 

 

 


宝塚民話No.2-3 中筋村の飢饉

2021年09月24日 | 宝塚民話巡り

妙玄寺

宝塚民話No.2-3 中筋村の飢饉
 
慶長七年(1602)の秋は大変な不作でした 中筋村も納める年貢に困っていました
 
お米を融通してもらい、年貢を納めるために「村に住む者は皆、法華宗に帰依します
 
 これは子々孫々まで変わることはありません このたびの願い
 
どうぞかなえてください」と申しあげお願いしました
 
そして気持ちの変わらない証として 中筋村に暮らすものは全員
 
法華宗を守り子々孫々まで法灯をかかげます証文をお寺に差し出しました
 
そののち古くからあった村の寺を建て直しました
 
その寺の名は亡くなった池田輝政の息女の法名「縁了院殿妙幻叔霊」の妙幻に因み「妙玄寺」としました
 
その上村の角には「南無妙法蓮華経 法界」と刻まれた法界石を建て
 
村の宗派が法華宗であることを明らかにしたということです
 
本文は以下です
 
妙玄寺は阪神大震災で全壊し復興されました 堀に囲まれたきれいなお寺です 
 
 

お彼岸参りと大堀川公園

2021年09月23日 | 日記

彼岸参りに毫摂寺さんに行きました

お参りの後ですぐ近くの大堀川をぶらぶら歩きです

大堀川公園の入り口には1807年の武庫川洪水の犠牲になった身佐村の人の霊を

弔う供養塔を中心に約200基の無縁墓石が合祀されています

白い彼岸花がたくさんでなんとも寂しい風景です

大堀川花の公園

桜の名所で地元の人たちが丁寧に手入れされているようです

この川が小浜宿の一段低い所を三方を囲って堀のようになって流れています
 
春にはさくらまつりでにぎやかに沢山の人がやってきます

公園の中にも彼岸花がありますが白がたくさんで目立ちます

大堀川公園の出口で首地蔵のすぐ下に谷風岩五郎の墓があります

明治の名大関で10歳の時に米一俵を担いだそうです

 

 


花のみちでアートフラッグ

2021年09月23日 | 日記

宝塚の休日 アートフラッグ
 
久しぶりに歌劇花のみちに行きました 芸大の学生さんが
 
宝塚の休日をテーマにアートフラッグを展示しています 
 
まずは関学の子供たちの下校に出会いました
 
 しばらくすると珍しい白い彼岸花に出会いました 
 
新しい宝塚ホテルも初めてです
 
ぶらぶらとアートフラッグ眺めていると歌劇が終わったのでしょう
 
 たくさんの人が出てきました 
 
いろいろと思いのあるところです 皆さん元気をだして我慢していることでしょう
 

 

丁度下校時間に会いました  いい通学路です

宝塚歌劇 花のみち  アートフラッグ

約100枚のフラッグがあるそうです

no.1 西谷里山ピクニック

no.2 武庫川ウオーターサイドピクニック

観劇が終わって宝塚ホテルの前を静かに過ぎていきます

歌劇ファンおなじみの店さきに雰囲気作り

満月の中秋の名月です

新しいデジカメで苦心