「唐津釉・備前風花器」 90Φ*200h
このところ陶芸クラブでは備前焼の話題で持ちきりです、皆さんひだすきの
準備に頑張っています、興味津々初めての経験の人もたくさんです
わらがたすきにかからずぐるぐる巻き、テープ貼り付けなど苦戦しました
久しぶりにお気に入りの作品ができました、釉薬がうまく働いてくれました
唐津釉がうまく色合いが出ないとのことで特性把握のために今回は白土に酸化で
上部は思い切り厚掛けにしさらに正面には釉薬ゲルのようにして模様を狙いました
ラッキーにも思い通りに正面の”エクボ”に沿って釉薬流れがはっきりと出来ました
安全のために下のほうは普通掛けにして、あまり変化のない色合いになりました
いい釉薬です、本格的に赤土・粗目でざらつきの中に釉薬流れを出したいものです
「ひだすきもどきご飯茶碗」 105Φ*85h
休んでいたのでひだすきに十分な準備ができず素焼きの後にわらをまいたものと
生乾燥の上にわらをまいたものとうまい具合に両方を試してみることができました
昨年箱たんぼで作ったコメのわらをとってあったので少しは役に立ちました
正目の杉板もとっておいたものが使えなんとか”ひだすきもどき”になりました
作品を作るのも楽しみですがいろいろ変化を実験できるのがもっと楽しいことです
ひだすき専用の合成備前土で通常本備前土鉄分2%ですが鉄分を6%にしたものを
使用します、電気窯での酸化焼成1250℃でどこまでひだすきが出るでしょうか
通常は素焼きなしにわらをまくのですが素人集団の陶芸ではわら巻きが難しいので
事前に素焼きをしています、比べてみるとやはり生乾燥からわらをまいたほうが土の
鉄分とわらのアルカリ分との反応が強く灰色との差がはっきりとした緋色が出るようです
ごはん茶碗vivaお気に入りで今一つ作っています、今度ははっきりとしたさくらにしたいと思います
ひだすきの茶碗は食器には焼き締めが弱く汚れなどなかなか使いづらいものです
作家さんも電気窯の場合は実用にはコーティングをして使うようにしているようです
写真クラブ展 5/10~5/15でまじかに迫っています 展示作品の選定
(選ぶほどはありませんが)現像、キャプションなどいろいろ忙しくなりそうです