旅人ひとりー大阪大学探検部一期生のたわごとー

とこしえの精神(こころ)を求めて、さまよ(彷徨)う旅人ひとり。やすらぎを追い続け、やがてかなわぬ果てしなき夢と知るのみ。

チャドクガとの闘い

2021-04-01 | その他
2020年1月、新型コロナウィルスはまだまだ遠い国での出来事ぐらいの認識しかなかった頃である。まわりをビルやマンションに囲まれたわが家の小さな庭に下の画像のようにサザンカが咲き誇っていた。


それから半年余りの8月、新型コロナの第2波に日本は脅かされていた。わが家の庭にも脅威が忍び寄っていた。緑に覆われていたサザンカの葉がどんどんなくなり、残った葉も枯れて茶色く縮れて哀れな姿になってきた。庭に降りてサザンカの木に近寄って驚いた 毛虫(もちろんチャドクガの幼虫)があちこちの枝や幹にびっしりと張り付いている。

埼玉県鶴ヶ島市HPより

今まで殺虫剤など使ったことはなかったのだがやむおえない。暑さの中、長袖シャツに長ズボン、手袋にマスク姿でスプレー式の殺虫剤を散布した。幼虫がパラパラと地面に落ちるだろうと思っていたのにぴくりともしない。スプレーも空になったのでその日は駆除をあきらめた。手袋と長袖シャツの間に隙間があって手首の肌がわずかに露出していたのであろう。その夜から両手首を中心に体全体に紅い発疹が出始めて痒いやら痛いやらでエライ目にあった。幸い皮膚の症状は一週間ほどでおさまったが、このままではサザンカが全滅する。新型コロナとは闘う手段は持っていないが、チャドクガ相手ならやってやる。ぼくの闘争心に火が付いた。

下図は二女がぼくのいでたちをスケッチしたものである。当時は退治することに夢中になって画像で記録を残すことは頭からスッポリと抜けていた😢
 
インターネットで退治する方法を検索した結果バーナーでの焼殺しかないと判断し実行した。もちろん新型コロナへの憎しみが後押ししてくれた。炎で焼かれても木肌にへばりついたままで落ちない。新型コロナもこのようにひつこい存在なのだろうな!!と感じた。結局、後日スクレーパーを使って掻き落として根絶した。
秋になってサザンカの木に初々しい浅緑の若葉が多数生えてきた 12月ごろから咲き始めた花は、1年前とは比べ物にならないが、救出作戦に応えて少ないながらもぼくの目を楽しませてくれた。


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