旅人ひとりー大阪大学探検部一期生のたわごとー

とこしえの精神(こころ)を求めて、さまよ(彷徨)う旅人ひとり。やすらぎを追い続け、やがてかなわぬ果てしなき夢と知るのみ。

インドネシア・フローレス島のオーガニックコーヒー

2013-11-01 | 探検
フローレス島と言ってもピンとこない人が多いと思う。東西に長く伸びる多数の島々で形成されるインドネシアだが、観光地などとして知られる大きな島々をのぞいてはあまり日本人にはなじみのない島が多い。ヌサ・トゥンガラ諸島と呼ばれる西はバリ島の東隣りに位置するロンボク島から東はティモール島西部まで約1000の島々から成り立つ地域があるが、この中でほぼ中央に位置し東西500kmにも及ぶ細長い島である。フローレスとは「花」という意味で、15世紀にヨーロッパ人として初めてこの島に着いたポルトガル人が母国語のフローラから付けた名前だそうだ。

数年前にコモドオオトカゲで有名なコモド島へ行くためにフローレス島へ降り立った。コモドへは海路しかないので、フローレスの港を利用した。コモドからバリ島への帰途フローレスのホテル内のこじんまりとしたみやげ物店をのぞいてみると、こんな辺鄙な島には珍しいオーガニックのコーヒーが棚に並んでいた。オーガニック食品に目が無い僕は早速手に取ってみた。会社のトレードマークに何と蝶が使われている。オーガニックと蝶、僕の好物だ。あまりコーヒーを飲まない僕だがこの組み合わせは悪くない。下の画像がそのパッケージだ。


フローレスにはたくさんの活火山と休火山があって、これらの火山灰が肥沃でオーガニックコーヒーの栽培に適しているそうだ。甘いチョコレートの味がするとうたっている。帰国してから味見をした。チョコレートの味はよくわからなかったが、とてもおいしくて赤道の向こうからはるばる持ち帰った熱帯の味に舌鼓を打った。

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