旅人ひとりー大阪大学探検部一期生のたわごとー

とこしえの精神(こころ)を求めて、さまよ(彷徨)う旅人ひとり。やすらぎを追い続け、やがてかなわぬ果てしなき夢と知るのみ。

フィリピンの海ぶどう

2015-02-01 | その他
和名はクビレズタ(括れ蔦)というそうだが、海ぶどうの呼び名で通用している。今では夏場になると沖縄産のものがあちこちの食品売り場に並ぶほど一般的になってしまっているが、十数年以上前になるだろうか、初めて親戚の人にいただいた時は奇妙な食べ物といった印象で恐る恐る口に入れた覚えがある。

フィリピンへダイビングに行くようになって、現地でも食べられているのに気付いた。そして、沖縄のものと少し形状が違っているのが分かった。

パラワン島(中央の画像)のは沖縄のものに似ているが、粒が付いている茎が短い。

一方、沖縄産(画像、左)は長い茎に粒が鈴なりになっているのが分かる。

レイテ島では指で海ぶどうをつまんで持ち上げて写真を撮った(画像、右)。中心になる茎から更に短い茎が伸びてその先端に粒が付いている。しかも粒の形状が沖縄やパラワンの球状と違って涙滴型である。海ぶどうと一絡げにいっているが、幾つかの種類があるのだろうか? それとも亜種的な違いなのだろうか?
 
蝶の分類に血道をあげている僕にとって少しばかり気になっている。






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