フィリピンの最高峰・ミンダナオ島にあるアポ山にしか分布しないユメドリキララシジミ(De-ramas属)は数種いるが、今回紹介する イケダユメドリキララシジミ Deramas ikedai H. Hayashi はそのひとつである。
本種は滅多に出会えない種で絶滅危惧種とまではゆかないが、保全対策が必要とされている。本種そのものに対して、或いは本種の生息地に対して継続した保全対策が必要とされ、もしこれらの対策がとられなければ5年以内に絶滅の恐れがあるという研究報告がなされている。
僕が記載したシジミチョウが絶滅する前に何とか生態写真を撮っておきたいと、アポ山中を探し回った。険しい山道を歩いていた時に現地の住民が袋に入った荷を背負って急坂を上ってくるのに出くわした。昔、日本でも人里離れた山の集落に暮らしていた人々はこうして生活に必要なものを運んでいたのだろうな・・・と感慨をこめて見詰めていた。
本種は滅多に出会えない種で絶滅危惧種とまではゆかないが、保全対策が必要とされている。本種そのものに対して、或いは本種の生息地に対して継続した保全対策が必要とされ、もしこれらの対策がとられなければ5年以内に絶滅の恐れがあるという研究報告がなされている。
僕が記載したシジミチョウが絶滅する前に何とか生態写真を撮っておきたいと、アポ山中を探し回った。険しい山道を歩いていた時に現地の住民が袋に入った荷を背負って急坂を上ってくるのに出くわした。昔、日本でも人里離れた山の集落に暮らしていた人々はこうして生活に必要なものを運んでいたのだろうな・・・と感慨をこめて見詰めていた。