旅人ひとりー大阪大学探検部一期生のたわごとー

とこしえの精神(こころ)を求めて、さまよ(彷徨)う旅人ひとり。やすらぎを追い続け、やがてかなわぬ果てしなき夢と知るのみ。

アニメと漫画「この世界の片隅に」と蝶・・・おまけ。

2019-02-01 | 
アニメのDVDを買ったら、本編に挿入されていないシーンに蝶が出ていた。
自家菜園で野菜を収穫する「すず」と義姉の娘「晴美」の周りを舞い遊ぶモンシロチョウ。


昭和20年3月、「すず」の住む軍港・呉の日常は一瞬にして破られた。空を埋め尽くすほどのアメリカの艦載機による空襲にさらされた。迎え撃つ日本軍の対空砲の黒煙が碧空を彩る光景は何とも悲しい・・・でもモンシロチョウは葉陰を縫うように飛んでいる。


漫画「この世界の片隅に」前編の表紙。漫画の中で蝶が描かれている。


漫画に出て来る「楠公飯」・・・米の量を節約してご飯を炊く方法で楠木正成の発明によるとされる・・・の場面で使われていた一コマ。蝶々が描かれている。


「すず」が茫然としている場面にも蝶々が舞っている。


後編の表紙。桜の花が悲しいほどに美しい。


呉の港が見える丘の上で折から停泊中の戦艦大和を眺めている義姉の娘「晴美」を探している「すず」の声・・・が入っている一コマにも蝶が登場している。


わたし(すず)の居場所は不発弾の爆発で幼くして亡くなった「晴美」が住み、花咲き蝶の舞う楽園なのだろうか。

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