旅人ひとりー大阪大学探検部一期生のたわごとー

とこしえの精神(こころ)を求めて、さまよ(彷徨)う旅人ひとり。やすらぎを追い続け、やがてかなわぬ果てしなき夢と知るのみ。

ソニー教育財団主催シンポジウム「科学する心を育てる」での講演

2012-06-01 | 
「ソニー教育財団」という公益財団法人がある。財団の理念は、子どもたちが、自然から学び、他の人を思いやり、愛する心と豊かな感性を身につけ、そして、夢を持ち、未来を切り拓く人に育つことを願い、この実現のために、科学を通して、好奇心や創造力を伸ばし、勇気をもって新しいことに挑戦していく子どもたちを育てることに情熱を持って取り組む人たちと学びの場を支援することにある。要は未来をつくる子どもたちを応援しようという趣旨を実践している団体である。

具体的には、学校・園への支援には、幼稚園や保育園などを対象とした ☆幼児教育支援プログラム、小・中学校を対象に ☆子ども科学教育プログラム、そして先生方への支援として ☆教員研修並びに ☆海外との交流 がある。

大阪市内を走るJR大阪環状線「寺田町」駅近くの天王寺区側にある「すくすく保育園」が☆科学する心を育てる~豊かな感性と創造性の芽生えを育む~という幼児教育支援プログラムに応募し、全国100園もの中から10園の優秀園の一つに選ばれた。僕が数年前、この園の理事長さんと「都会の鉢植えの植物でも蝶を呼び寄せることが出来ますよ」と多数の自動車が突っ走っている大阪の中心地のビル街でヒラヒラ舞っているツマグロヒョウモン(下の画像)がよく目につくことを例に雑談を交わしたことがあった。


熱心に聞いておられた理事長さんは早速実行され、ツマグロヒョウモンの食草であるパンジーのみならずミカン類も鉢植えにして各種の蝶の一生を保育士さんや園児たちとともに観察しまとめた結果が上記の受賞として実を結んだのである。園はソニー教育財団と共催で5月26日に大阪府内から集まった保育士さんたちを対象に実践事例研究会を開催、☆実践事例の研究発表 ☆ワークショップ・協議の後、僕の講演「子どものころの夢を追い続けて・・・蝶雑話」で締めくくった次第である。http://www.sony-ef.or.jp/preschool/kenkyu/2012/suku.html#suku04をクリックしていただくと当日の研究会の模様が紹介されている。

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